EVS、Webベース編集アプリ「IPD-VIA Create」を発表

この新しいクラウド対応アプリケーションは、エンドツーエンドのライブPAMソリューションの一部として、ライブプロダクションのスピード感で行われる効率的な編集作業のために設計されています。

ライブビデオ技術のリーディングプロバイダーであるEVSは、本日、「IPD-VIA Create」の発売開始を発表しました。この新しいWebアプリケーションにより、EVSのエンドツーエンドのライブプロダクション・アセットマネジメント（PAM）ソリューション「MediaCeption Signature^®」のユーザーは、同じプラットフォーム内でノンリニア編集（NLE）ツールにアクセスし、より迅速かつ効率的な運用が可能になります。

「MediaCeption Signature^®」では、インジェストからプレイアウトまで、すべてのコンテンツ管理とメディアワークフローの機能を実行することができます。また、エンドツーエンドのワークフロー・オーケストレーションと包括的なシステム・モニタリングも利用でき、これらはすべて単一のインターフェースからアクセス可能です。「IPD-VIA Create」は、ソリューションの中核であるIPD-VIAウェブベースのPAMプラットフォームに加わる最新のアプリケーションです。

このアプリケーションは、市場をリードするクラウドネイティブビデオ編集プラットフォームの開発元であるBlackbird社と共同で設計され、EVSのエコシステムに完全に統合されており、操作しやすいブラウザベースのインターフェースを通じてすべてのコンテンツに瞬時にアクセスできるようになっています。その結果、ユーザーは世界のどこからでもアセットを扱うことができ、編集したコンテンツをすぐに閲覧してクラフトエディターにプッシュしたり、複数のチャンネルに放送品質で直接配信したりすることができます。

「IPD-VIA Create」は、使いやすい9×16ビデオフレーミング効果、強力なカラーコレクション機能、サムネイルとタイムライン表示の選択を提供し、初心者から経験豊富なエディターまで幅広くご利用いただける製品です。ストーリーボード編集に最適なツールセットで、ジャーナリストやプロデューサーは、アクションが起こっている間にストーリーのファーストカットの下書きを始めることができます。これらのストーリーボードは、そのまますぐに書き出すことができます。同時に、経験豊富なエディターは、これらのプロジェクトを手に取り、業界の一般的な手法と使い慣れたキーボードショートカットを使用して、タイムライン表示で洗練された作業を続けることができます。

“「IPD-VIA Create」は、当社のエンドツーエンドのライブPAMワークフローにエキサイティングな追加機能を提供します。ライブプロダクションにおけるより迅速で効率的な編集を可能にし、最終的にはプロダクションチームがより早くゴールラインに到達できるよう支援します。”

NICOLAS BOURDON, CMO AT EVS

EVSのVIAプラットフォームの一部として、ユーザーはセントラル・ワークフロー・エンジンであるVIA Flowの恩恵を受け、シーケンスをPlay to Airやソーシャルメディアなど、必要と思われる任意の宛先にエクスポートすることができます。「IPD-VIA Create」のシーケンスは、Avid Media ComposerやAdobe Premiere Proなどのクラフト編集ソリューションで即座に利用することができます。

最後に、Blackbirdのクラウドネイティブテクノロジーを活用することで、このアプリケーションはMediaCeptionソリューション全体の柔軟性をさらに拡大し、制作のニーズに応じてオンプレミスまたはクラウドで簡単に展開できることから、EVSのバランスコンピューティングビジョンに通じています。

EVSのチーフ・マーケティング・オフィサーであるNicolas Bourdon氏は、次のように述べています。
『MediaCeption Signatureソリューションのすべてのコンポーネントは、EVSのライブプロダクションにおける深い専門知識と経験に基づいて構築されています。MediaCeption Signatureのユーザーにとっても、フィードの収録・取り込み中にプロジェクトに取りかかることができるため、大きな時間の節約になります。「IPD-VIA Create」は、我々のエンドツーエンドのライブPAMワークフローにエキサイティングな機能を追加しました。ライブプロダクションにおいてより速く、より効率的な編集を可能にし、最終的にはプロダクションチームがより早くゴールラインに到達できるよう支援します。』

BlackbirdのCEOであるIan McDonough氏は、こう話します。
『これはBlackbirdとEVSにとって非常にエキサイティングな瞬間です。「IPD-VIA Create」は、EVS PAMに組み込まれたすべての編集スイートをエンドユーザーに 提供するものです。このスイートは、Blackbirdの顧客が享受しているスピード、効率、カーボン削減の利点とすべて同じものです。この最新鋭のソリューションは、シームレスなエンドツーエンド・ワークフローの一部として、時間とコストの削減を迅速に実現し、高度な機能とBlackbirdの高応答性特許コーデックによってエンドユーザーのパフォーマンスを向上させることが可能です。両社のチームの深い知識、経験、スキルが組み合わさって、私たちは非常に誇りに思う製品を提供することができ、今後何年にもわたって世界のメディア業界に大きな価値を解放する可能性を秘めています。』

EVSは、2022年12月12日・13日にニューヨークで開催されるSVG Summitで、新しい「IPD-VIA Create」アプリケーションを初公開します。

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