Singular Recast アップグレード:CEFの課題を克服する

  • Singular.Live
Singular Recast アップグレード:CEFの課題を克服する

Chromium Embedded Framework (CEF) を使用する現在のツールの多くは、通常、以前のバージョンを使用します。多くの場合、これはこれらのユースケースでは問題ありませんが、HTML出力からNDI®への変換ツールであるSingular Recastでは、いくつかの特定の利点を得るために、新しいバージョンのCEF(バージョン103)にアップグレードしたいと考えていました。いくつかの最初の調査と多くの注意喚起の記を読んだ後、このCEFのアップグレードに着手することは簡単ではないことが明らかになりました。

予想通り、Singular RecastのCEFのアップグレードは、開発チームにとって大きな挑戦となりました。CEFのバージョン103では、HTMLアニメーションを効率よく、安定したフレームレートでレンダリングできるようにすることが大きなハードルでした。しかし、この難題にもかかわらず、最終的に成功したのは、私たちのチームの努力に見合うだけの効果があったからです。また、多くの方がご存知のように、私たちはチャレンジ精神旺盛なのです。

Singular RecastのCEFをアップグレードすることで、大きな改善がもたらされました。最も顕著なのは、レンダリング速度とメモリ使用量の両方におけるパフォーマンスの向上と、オーディオのサポート追加です。

また、Singular Recastは、未完成ビデオからのキーイング、すべての放送規格のサポート、Javascript、HTML、CSSの新機能を扱えるようになりました。

Singular Recastの改善点の概要

  • CEFの更新
  • NDI® 5をサポート
  • オーディオをサポート
  • 最適化:高速化、メモリ使用量の削減
  • すべての放送用ビデオフォーマットに対応
  • Javascript、HTML、CSSの追加機能
  • キーイングの改善
  • 簡素化されたUI

このプロジェクトの詳細を、私たちが遭遇した課題や得た知識を学ぶことで利益を得ることができる統合パートナーと共有できることを嬉しく思っています。CEFをアップデートしたSingular Recastの最新バージョンをお楽しみいただければ幸いです。また、いつものようにフィードバックをお待ちしております。

記事をシェア

お客様の課題や要件に合わせて
製品とワークフローをご提案します

お問い合わせは
こちらから

専門知識を持った担当者が
お客様の課題や要件をお伺いします

お電話でも
お問い合わせできます

平日9:00~18:00

03-3518-6273