Telestream、ポストプロダクションやリモートワークフローに特化した「PRISM MPP」を発表

米国カリフォルニア州ネバダシティ、2023年3月14日 – 映像制作・配信のワークフロー自動化、メディア処理、映像品質モニタリング、テスト・同期ソリューションのグローバルリーダーであるTelestream^®は、ポストプロダクション向けに作られたマルチフォーマットラスターライザの新ライン「PRISM^TM MPP」を発表します。

MPP 100、MPP 200、MPP 300の3機種は、ソフトウェア定義のモニタリング機器であるPRISMファミリーを拡張し、SDIとIPの両方で4K/UHDアプリケーション用の12ビットRGBなどのハイエンドプロダクションビデオフォーマットを必要とするポストプロダクションユーザーに対応しています。これらの機器には、HDRを必要とするカラリスト向けの測定ツール、ハイエンドビデオおよびオーディオコンテンツを客観的に評価するためのQCツール一式、およびリモートアクセス可能なユーザーインターフェイスが含まれています。

ポストプロダクション用に設計されており、非常に静かで、幅広いフォーマットをサポートし、色域の評価とコンプライアンスをこれまで以上に容易にするために設計された新機能を提供します。また、リファレンスモニター用のループスルーと編集室構成用のアナログオーディオ出力を備えています。

Telestream SVP, Video Test, Synchronization and Quality AssuranceのCharlie Dunn氏は、こう話します。『PRISMのプラットフォームを継続的に拡大することは、このソリューションファミリーを作ったときから私たちのビジョンでした。これらの機器は、ポストプロダクションの特定のニーズをサポートする次の進化であり、我々は、スポーツやイベント制作のような創造的なアプリケーションをサポートするために、エンジニアリング分析の道をリードし続けます。』

MPPモデルは、最大8Kまでのローカル、リモート、ポストプロダクションアプリケーションをサポートします。広色域を含むSDRやHDRフォーマットでのカラーグレーディング、最大7.1.4のサラウンドサウンドオーディオプロダクション、4k/UHDアプリケーション用の4:4:4や12ビットRGBなどのポストプロダクションビデオフォーマット、デュアルディスプレイ対応、PRISMファミリーが誇るSDIモニタリングや優れたIP分析がすべて可能です。

また、MPPソフトウェアは、ポストプロダクションのカラリストにとって信じられないほどパワフルなユニークな機能を備えています。Telestreamは、指定された色域外にある画像の領域を示すために、画像表示にフォールスカラーオーバーレイを適用する機能を提供してきました。今回、MPP機器の一部としてリリースされる新しいソフトウェアにより、Rec-709やDCI-P3の境界線からどの程度外れているかを判断することが可能になりました。画像表示は、色域内にあるすべての色について単色で表示されます。フォールスカラーオーバーレイは、Rec-709またはDCI-P3の境界線に近いが超えている色を1色で示し、Rec-2020の境界線に近い色を別の色で示す。カラリストは、画像全体が目的の色空間に準拠していることを確信しながら、色のついたハイライトがなくなるまで必要な色を調整することができます。

WebRTCによるリモート接続では、Webブラウザーからアクセスでき、機器の前に座っているのと同じレベルの性能と機能（オーディオを含む）を提供します。MPPモデルは機材室に設置し、KVMまたはWebRTCネットワーク接続でアクセスできるため、ライブやリモートプロダクションのオペレーションにも最適です。

他のPRISMファミリーと同様に、MPPラインは「ペナルティなし」のソフトウェアアップグレードパスを提供しており、必要に応じて、また新しい開発に合わせて機能を追加することができます。

Telestreamは、NAB 2023のブースW1501でPRISM MPPラインのデモを初めて行い、コンテンツ制作・生産、配信、収益化に関する同社のソリューションをご覧いただきます。PRISM MPPラインは、2023年春に全世界で発売される予定です。

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