青森ケーブルテレビ、Blackmagic DesignのATEMスイッチャーおよびStudio Camera 4K Proで4Kワークフローを構築

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青森ケーブルテレビ、Blackmagic DesignのATEMスイッチャーおよびStudio Camera 4K Proで4Kワークフローを構築

東京、日本 – 2023年3月8日 (水) – 東京、日本 2023年3月8日 – Blackmagic Designはこの日、青森ケーブルテレビ株式会社がATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kスイッチャー、ATEM 2 M/E Advanced Panel、Blackmagic Studio Camera 4K Proを含む、数多くのBlackmagic Design製品を使用して、番組の再送信および制作の4Kワークフローを構築したことを発表した。

青森ケーブルテレビは、テレビのキー局やFMラジオ局からの番組の再送信やインターネット事業、携帯電話事業などを主な業務とするケーブルテレビ局。同社は青森市の第三セクターとして市の広報番組の生放送や制作も行なっている。

「10年ほど前に導入したスイッチャーが古くなって不具合が出るようになりました。そこでスイッチャーを更新することになりましたが、4Kも視野に入れることになってATEM 4 M/E Broadcast StudioとATEM 2 M/E Advanced Panelを導入しました」と、同社放送部の三浦直氏は話す。

「ATEMスイッチャーは、2セット導入しても以前使っていたシステム1セット分の予算内で収まります。2台あることで、何か不具合があった場合でも対応がしやすいので安心感があるのと、ちょうどスタジオをもう1室増やす案も出ていた頃だったので、同時に運用することを視野に入れて選定しました。」

青森ケーブルテレビ、Blackmagic DesignのATEMスイッチャーおよびStudio Camera 4K Proで4Kワークフローを構築

スタジオの増設は2021年に行われた。これは同年にスタートした青森市の広報番組の生放送のために実施され、4台のBlackmagic Studio Camera 4K ProやATEM Camera Control Panel、Blackmagic Focus DemandやBlackmagic Zoom Demand、そして3台のHyperDeck Studio HD Proを追加で導入したという。

「ひとつの収録が止まることがなく、別の生放送番組や緊急の記者会見などの案件を放送できるので非常に上手く運用できています。1台はバックアップ用として考えていましたが、現在はフルで2台とも稼働しています。」と三浦氏。

全てのカメラおよびVTR出力は、Smart Videohub 12G 40×40ルーターを介してATEMスイッチャーに送られる。スイッチャーのプログラム出力はHyperDeck Studio HD Proで収録される。そのほかにも、モニタリング用のMultiView16、MultiView 4 HD、SmartView 4K(9式)やSmartView Duo、オーディオモニタリングにBlackmagic Audio Monitor 12G(6式)が導入された。また、信号変換用にはMini ConverterやMicro Converterが数多く使用されている。

「スタジオと副調整室は階が離れていますが、Studio Camera 4K Pro は、10Gイーサネットケーブル1本で全て接続できるので、迅速にスタジオのセットアップができました。4台のStudio Camera 4K Proを別の階にあるATEMスイッチャーに6A LANケーブルで接続すると、電源やタリーなども全て繋がります。この生放送用のスタジオは狭くて天井も低いのですが、Studio Camera 4K Proはコンパクトで使いやすいですね。」と三浦氏は話す。

青森ケーブルテレビ、Blackmagic DesignのATEMスイッチャーおよびStudio Camera 4K Proで4Kワークフローを構築

同社では、番組放送用の技術スタッフが少人数なため、ATEM Camera Control Panelを使って副調整室からカメラの設定を調整できる点も評価している。

「今までは、細かいピントの調整をするのに副調整室からインカムで指示を出していました。スタジオにスタッフがいない場合は自分でスタジオに行って調整することもありました。ATEM Camera Control Panelを使うことで、ツマミを自分でコントロールできるので、インカム越しに指示を送るよりも素早く調整できて期待通りでした。」

三浦氏は続ける。「HyperDeck StudioレコーダーはLANケーブルでATEMスイッチャーと接続しておくことで、リモートコントロールができるので、スイッチャーから録画ができるようになっています。編集機も同じネットワーク上に組んでいるので、転送用ソフトウェアを介してSSDに収録したものを編集機に転送して、物理的なメディアを介さずに編集できるようになっています。」

「Blackmagic Designの製品は手頃な価格なので、現場で運用をしながら機材を買い足して理想的なスタジオに近づけていくことができます。また、チュートリアル動画などを参考にして、自分たちだけで機材の設置や配線ができるので、スタジオ構築もフレキシブルにできました。」と三浦氏は結んだ。

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