Butcher Bird Studios、Ultimatte 12 4Kを配備

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Butcher Bird Studios、Ultimatte 12 4Kを配備

東京、日本 – 2023年1月18日 (水) – Blackmagic Designはこの日、制作会社であるButcher Bird Studiosが、先日Ultimatte 12 4Kリアルタイム合成プロセッサーをカリフォルニア州バーバンクのバーチャルプロダクション・スタジオに導入したことを発表した。

Ultimatte 12およびUnreal Engineを用いたグリーンバックでのライブ合成で知られる同社は、さらに高いレベルの制作を行うための方法を常に探し求めている。リードテクニカル・ディレクターのグリフィン・デイビス(Griffin Davis)氏は、Ultimatte 12 4Kの最新テクノロジーを同社のBlackmagic Design製品を多数使用したインフラに統合することを強く希望していた。

Butcher Bird Studios、Ultimatte 12 4Kを配備

同社は、2019年にUnreal Engineとの協力を開始した。当時は、バーチャルプロダクションはまだ新しい技術で高価なものだった。「マンダロリアン」のような大規模で多額の予算を費やしたプロジェクトにはバーチャル技術が使用されていたが、デイビス氏はバーチャルプロダクションをButcher Birdがリーズナブルな価格で提供すれば、業界を先導できると考えた。初期のプロジェクトは、同社のグリーンバックのステージに、URSA Mini Proデジタルフィルムカメラ、Micro Studio Camera 4K、複数のATEMライブプロダクションスイッチャーなどのBlackmagic Designのハードウェアを組み合わせて制作された。

現在のセットアップはUltimatte 12を統合し、被写体を3D環境に合成している。Unrealで生成したエレメントを前景と後景の両方で俳優の周囲に組み込んでいる。「最近はこのようなテクニックは非常に要望が高く、トーク番組から企業のプレゼン、eスポーツ大会だけでなく、ドラマにも使用されています」とデイビス氏は語る。「この技術が制作にもたらしているパワーと能力は計り知れないですね。非常に感心しています。」

Butcher Bird Studios、Ultimatte 12 4Kを配備

デイビス氏は、複数のUltimatte 12 4Kを既存のワークフローに組み込み、異なるアングルに設置した複数のカメラによるグリーンバックの映像それぞれに、実際の世界とバーチャルカメラの動きをモーショントラッキングした後景と前景のエレメントをライブ合成している。これらはすべてBlackmagic DeckLink 8K Proキャプチャー・再生カードを介してUnreal Engineからライブで送信されている。同社のスタッフは、すでに優れた合成システムであったUltimatteがUltimatte 12 4Kでさらに改善されていることに驚いたという。

「新製品のUltimatte 12 4Kは、実際Ultimatte 12と同じレベルの合成を行いますが、新しい製品の方が優れていると言えますね」と同氏。「デザインが以前と比較して洒落たものになり、新しいビデオインターフェースが搭載され、ユニット自体にプロファイルを保存できるボタンにも対応しています。正しい方向にテクノロジーをアップグレードしていますね。」

多くのBlackmagic Design製品と同様に、新製品のUltimatte 12 4Kは、規模や予算に関わりなく多くのスタジオがバーチャルプロダクションに足を踏み入れる機会を与える製品だと同氏は感じていると語る。「Blackmagic Designは気の利いたことをすると感じました。同社では、以前は高額で全く手が届かなかった製品を高品質で、手頃な価格で提供しています。これにより、予算の少ない映像作家たちに幅広い機会を与えています。プロ仕様のニュース放送品質で、影にも対応したキーイングを手頃な価格で実行できるようになりました。Blackmagicが高額な放送機器を民主化し、低価格で使いやすい製品にし続けていることに常に感心させられています」と同氏は締めくくった。

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