東京、日本 - 2022年12月19日 (月) - Blackmagic Designはこの日、ATEM 2 M/E Constellation HDライブプロダクションスイッチャーが、VetsAid 2022ミュージックフェスティバル、Pentatonix（Hollywood Bowl）、Kelly Ripaの「Live Wire」出版ツアー、Adam Lambert（Hollywood Palladium）、R.E.M.のChronic Town 40周年コンサートなど、数多くの音楽パフォーマンスやライブイベントのマルチカム・ライブプロダクションおよび配信のホストとして使用されたことを発表した。

ディレクターのケヴィン・ガルシア（Kevin Garcia）氏が率いる映像制作会社、MixOne Cinemaは、本格的なライブプロダクションにライブ配信を加える需要が高まる中、ATEM 2 M/E Constellation HDを導入した。

「ATEMの大きな利点は、カメラの出力とISOがマッピング可能で、様々な場所に割り当てられることです。IMAGと配信映像を1台のスイッチャーから同時にミキシングする上で重宝しています」とガルシア氏。「イベントでは毎回念のため、配信用コンピューターに送信するバックアップとしてUSBウェブカム出力も使用しています。」

「内蔵されたFairlightオーディオミキサーも非常に便利ですね。Aftershock Festivalでの『Lamb of God』のパフォーマンスでは、観衆用マイクがありませんでした。そのため、曲間ではカメラ音声を使用し、舞台下手側のカメラでフェードアップとフェードダウンをすることになりました。それ以外の方法では得られない、ライブのエネルギーを感じられるものになりました。

ガルシア氏は、彼のプロジェクトは特にライブの場合は非常に動的であることから、すべてを細かく、かつ迅速にコントロールできる機能が、彼のワークフローに大きな恩恵をもたらしていると話す。

「Hollywood Bowlで開催されたPentatonixでは、12台のカメラで撮影し、最も遠いカメラは約300メートルも離れていました」と同氏は説明する。「ATEM 2 M/Eがあることで、全12台のカメラのモニタリングと円滑なコミュニケーションが簡単になりました。Blackmagic Camera Fiber ConverterとStudio Fiber Converterを使用して、カメラコントロールも活用しました。Pentatonixは独特で、5人のリードシンガーがいるので、常に追加のカメラを使用しますが、Hollywood Bowlの巨大な空間を表現したいと考えました。

ATEM 2 M/E Constellation HDに加えて、MixOne Cinemaは最近その使用機材にHyperDeck Studio 4K Pro放送デッキも追加した。他にも、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kデジタルフィルムカメラ、Blackmagic URSA Broadcast G2カメラ、Blackmagic Pocket Cinema Cameraデジタルフィルムカメラ、Video Assistモニター/レコーダー、ATEM 1 M/E Advanced Panel 10コントロールサーフェスなど、数多くのBlackmagic製品を所有している。

「HyperDeck Studio 4K ProでSSDとSDカードを使用できるのは大いに助かります」とガルシア氏は言う。「配信によってはリアルタイムより1〜2時間遅れて行うので、H.264で収録できることはエンコードする時間がない際に大きな利点となります。」

「イベントのスケジュールが前後することも頻繁にあり、制作にライブ配信を加えるよう依頼される機会もますます増えています。」同氏は続ける。「Louder Than Life festivalで行われたEvanescenceのパフォーマンスでは、DWPresents Twitchチャンネルのスペシャルイベント用の配信を1時間でセットアップしなければなりませんでした。Hollywood BowlのPentatonixの翌日には、Kelly Ripaの本の出版ツアーで、ATEM 2 M/Eラック、Advanced Panel、複数のカメラを持って全米を周り、ロングアイランドの劇場で観客とのQ&Aをライブ配信しました。」

ガルシア氏は最後にこう話した。「すべてのBlackmagic Design機器を組み合わせることで、短時間であらゆるセットアップが可能です。」