インハウス動画制作のスタジオにBlackmagicワークフローを使用

東京、日本 – 2022年12月1日 (木) – Blackmagic Designはこの日、YouTuberなどのインフルエンサーマーケティングやプロモーション、イベントを行うUUUM株式会社が、社内スタジオにBlackmagic Designワークフローを採用していることを発表した。8つのスタジオで構成される同社スタジオには、ATEM Constellation 8KおよびATEM Mini Extremeスイッチャー、Smart Videohubルーター、HyperDeck Extreme 8K HDRレコーダーを含む数多くのBlackmagic Design製品が導入され、ゲーム実況や企業向けのライブ配信、その他の映像制作で活用されている。

UUUM株式会社はインフルエンサーのマネジメントを軸として企業プロモーション、イベント運営、ゲーム開発なども行う。映像制作業務を担う同社のクリエイティブグループは、コントロール室と8つのスタジオから成る同社の映像制作スタジオ「RUUUM」で、ライブ配信や所属クリエイターの制作サポート、社内動画の制作など様々な映像を制作している。

「このスタジオは所属UUUMクリエイターの方も使えるようになっていて、自分の機材を持ち込んで使ったり、使いたい機材があれば、弊社で貸し出して使っていただいたり、弊社のタイアップ動画に出演していただく場合は、私たちがセッティングからオペレーションまで全て対応します。」と話すのは同社クリエイティブグループ、チームリーダー/テクニカルディレクターの三輪智成氏。同スタジオは大規模なゲームイベントや所属クリエイターのスペシャルコンテンツなど、規模を問わずさまざまな企画で利用されている。

「RUUUM」の核となるコントロール室には、ATEM Constellation 8KスイッチャーとコントロールパネルのATEM 2M/E Advanced Panel 20、2台のSmart Videohub 40 x 40ルーター、収録・再生用のHyperDeck Extreme 8K HDRおよびHyperDeck Extreme Controller、配信とエンコード用のWeb Presenter 4Kが導入されており、コントロール室で作成したテロップやグラフィックスなどを特定のスタジオに送出するのにUltraStudio 4K MiniやDeckLink 8K Proも使われている。

各スタジオにはカメラ出力の確認用にVideo Assist 7″ 12G HDRが複数台使用されており、サブスイッチャーとしてATEM Mini Extreme ISOを使って、コントロール室のSmart Videohubに映像が送られるようになっている。Video AssistはクロスコンバーターとしてHDMIやSDIに変換するのにも使えるので、ゲームのキャプチャーの用途でも使用されている。Video Assistを使うことによりフレーム落ちなどがなく安定してキャプチャーできる点を三輪氏は評価する。

Blackmagic Designは製品ラインナップが豊富なため、規模に合わせての拡張性があり、それらが導入しやすい価格に設定されている点も重要だったと三輪氏は語る。

同社では、入力数が40系統もある点にメリットを感じ、Constellation 8Kありきでシステムの構想を考えたという。スタジオが複数あるため、それぞれを切り離してどのスタジオからでも配信できるようにモジュール式に使えるように構築し、コントロール室から一貫して配信できるようなシステムは組みつつも、各スタジオから個別に配信することもできる。ATEMスイッチャーのソフトウェアUIはどのモデルでも同一なため、スタッフへの教育観点としてATEM Miniシリーズを初めに使うことで配信に必要な機能の全体感を掴むことができるという。また、各スタジオからコントロール室のメインスイッチャーを遠隔操作できる点も便利だと三輪氏は話す。

「ATEM Mini Extreme ISOはライブ配信業務以外にも、収録時に編集者がスイッチングをしておいて、そのデータをベースにDaVinci Resolve Studioで微調整するという使い方もしています。どうしても明日までに完成させないといけないような案件がある場合に重宝しています。ATEM Mini Extreme ISOに通して収録することでマルチカメラ撮影を1枚のSSDに一括収録ができるのも便利です」と三輪氏は結んだ。

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