「有吉の世界同時中継」、Pocket Cinema Camera 6Kでバルセロナと中継を繋ぐ

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「有吉の世界同時中継」、Pocket Cinema Camera 6Kでバルセロナと中継を繋ぐ

イギリス、マンチェスター 2021年11月22日 – Blackmagic Designはこの日、テレビ東京のインタラクティブな旅番組、「有吉の世界同時中継」で、スペインのバルセロナからのライブ配信に、Pocket Cinema Camera 6KおよびATEM Mini Extreme ISOが使用されたことを発表した。

人気司会者、有吉弘行氏が司会を務める同番組では、新型コロナウィルスにより不可能となった旅の体験を月に一回視聴者に届けている。各回で、世界各国からのビデオレターがスタジオにライブ配信される構成となっており、司会者やゲストが各地のグルメをバーチャルで味わう。

LivestreamBCNのプロダクション・スペシャリスト、カルロス・ラロンド(Carlos Larrondo)氏は、カメラマンのロジャー・ラプエンテ(Roger La Puente)氏、イメージコンサルタントのソニア・ソラリ(Sonia Solari)氏、プロダクション・マネージャーの能村綾氏と共に、バルセロナのツアーの共同編集/制作を行なった。

「有吉の世界同時中継」、Pocket Cinema Camera 6Kでバルセロナと中継を繋ぐ

制作チームは、配信機能を有する移動式のセットアップが必要であったため、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6KおよびATEM Mini Extreme ISOを中心とした制作ワークフローを構築したとラロンド氏は語る。「Pocket Cinema Cameraは、日本のテレビ放送基準に合致し、同時にライブ配信でも見栄えの良いシネマライクなイメージが得られるとが分かっていました。」

ディレクターの井戸田氏は、バルセロナの制作チームとZoomを使ってコミュニケーションを図り、日本から撮影の指揮を執った。オペレーターは、ベルトに固定されたスタビライザーにカメラを取り付けて、街中を歩き回った。同時にラロンド氏は、ドリーにマウントしたATEM Mini Extreme ISOを携えて撮影クルーを追い、4Gのモバイルテザリング機能を使用して完璧な配信を行なった。

スペイン側のスタッフは、新型コロナウィルスにより課せられた措置を順守し、人混みを避けながら、訪れる場を調整する必要があったという。

「有吉の世界同時中継」、Pocket Cinema Camera 6Kでバルセロナと中継を繋ぐ

「今回の撮影は非常に変化に富んでおり、課題も多くありました。ディアゴナル・マル ・ショッピングセンターのエスカレーターやパノラマリフトでの撮影や、プリンセスホテルのペントハウスルームからのサグラダファミリアの撮影などです。フードインフルエンサーのマリア・コスベル(Maria Cosbel)が、地元のレストラン『Casa Carmen』で代表的なタパスを試食している様子も取材しました」とラロンド氏。

制作チームは1080pで撮影し、ProRes 422でカメラに収録。Gen 5のFilm to Extended Video LUTを使用して、スムーズで低コントラストのルックを実現した。「撮影中は強い太陽光が問題でした。バルセロナの日常的な生き生きとした雰囲気をキャプチャーしたかったので、鮮やかなカラーでシャープなイメージを得られるPocket Cinema Cameraのフォーカスピーキングは非常に重宝しましたね。」

放送局側は、番組の他のエピソードでも使用できるようすべてのプロジェクトファイルを必要としていたので、サウンド同期を得るために、プログラムミックスは、ATEM Mini Extreme ISOからDaVinci ResolveプロジェクトとしてSSDに収録された。

「わずか2日間で、日本の全国ネットの旅番組の撮影、配信、最終マスターの納品をこなすことができました。使用したのは、カメラ、スイッチャー、そしてインターネット接続のみです。Blackmagic Design製品を使用したワークフローが提供してくれる創造の自由は、類をみませんね。」井戸田氏は最後こう結んだ。

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