オーストラリア初となる高校のLEDバーチャル制作スタジオでPocket Cinema Camera 4Kを使用

  • Blackmagic Design
オーストラリア初となる高校のLEDバーチャル制作スタジオでPocket Cinema Camera 4Kを使用

東京、日本 – 2022年10月24日 (月) – Blackmagic Designはこの日、リヴィングストン・クリスチャン・カレッジが、オーストラリア初となる高校のLEDバーチャル制作スタジオの一環としてBlackmagic Designのカメラおよびスイッチャーを使用したことを発表した。このスタジオでは、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kデジタルフィルムカメラ、ATEM Mini Proライブプロダクションスイッチャー、そして編集、グレーディング、VFX、オーディオプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolveが使用された。

オーストラリアのブリスベンおよびゴールドコースト近くの郊外に位置するリヴィングストン・クリスチャン・カレッジは、2002年に開校して以来、プレップ(幼稚園の年長にあたる)から高校3年生までの1300人以上のコミュニティに成長している。”ミスター・チェン”としても知られる、映像・テレビ制作の教師、ケンジ・リー(Kenji Lee)氏は、同校のアートプログラムの一環として、バーチャル制作ワークフローを構築した。これは、学生たちがハリウッドで使用されているのと同じツールを使用して学習・制作することを目的としている。

リー氏は、多文化の青年映像制作団体、One Song Foundationの創設者および代表取締役であり、クイーンズランド州のTeachXおよびオーストラリアン・エデュケーター・アワードのファイナリストである。リー氏と、同校のアート部門の責任者であるギャビン・コールス(Gavin Coles)氏は、2022年の初めに、ビジネスソリューションのシニア・バイスプレジデントであるレイモンド・パオ(Raymond Pao)氏が率いるHTC VIVEの台湾およびオーストラリアチームの協力の下で、スタジオの建設に着手した。

オーストラリア初となる高校のLEDバーチャル制作スタジオでPocket Cinema Camera 4Kを使用

リー氏が同校に就任して以来、学生たちは、同意といじめ防止に関する短編作品、コロナ禍における社会的なインパクトのあるミュージックビデオ、そして最近では、バーチャル制作ワークフローを使ったSF映画など、多くの映像作品を作り出してきた。

「私たちは、学生たちが人々の考え方を変えるような作品を作ること、そして本人たちが希望すれば映像制作の分野でキャリアを開始する準備ができることを望んでいます。バーチャル制作は映像の未来だと言えるので、これを教えることには意味があると思っています。」リー氏は説明する。

「多くの大学はLEDウォールの建設を検討しており、バーチャル制作を教え始めています。しかし高校ではまだまだですね。リヴィングストンでは、大学を真似て、学生たちがプロたちが使うのと同じテクノロジーを使用して実践的に学べるようにしています。Blackmagic製品は低価格ですが、高品質で操作も簡単なので、もってこいですね。」とリー氏。

同校のバーチャル制作のセットアップには、16×9フィート のLEDスクリーン、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K、そしてキーイングおよびUnreal Engineとの同期用のATEM Mini Proが含まれる。これらの製品は、バーチャル制作用の正確なカメラトラッキングとリアルタイム合成を提供するHTC VIVEのMars CamTrackシステムと使用されている。Blackmagic DesignのDaVinci Resolveは、LUTの制作とカラーコレクションに使用されている。

オーストラリア初となる高校のLEDバーチャル制作スタジオでPocket Cinema Camera 4Kを使用

最初のバーチャル制作プロジェクトでは、学生たちはLEDスクリーンに映し出される宇宙船の背景を制作した。Pocket Cinema Camera 4Kで撮影したアクションのワイドショットやクローズアップショットは、ATEM Mini Proに送信された。

「学生たちがLEDウォールの前に立つだけではなく、バーチャル制作のあらゆる側面を体験することが重要でした。セット内のすべての機材が同期していることを確認し、照明、小道具、俳優がタイミングに与える影響を理解する必要があります。テクノロジーがあまりに複雑であれば、学生はやる気をなくしてしまうかもしれません。その点Blackmagic製品はもってこいですね。」とリー氏。

最初のバーチャル制作を行ってから、リー氏は同じセットアップを使用して、ミュージックビデオやミュージカルなど、学生たちと一緒にいくつかの新しいプロジェクトを制作した。

「Pocket Cameraのゲンロックはバーチャル制作で非常に重宝している機能です。セットアップが非常に簡単なので、カメラの操作を理解することに時間をかけるよりも、学生たちはクリエイティブな面に集中することができます。Pocket Cameraの操作や習得は簡単ですが、驚くほどシネマライクなイメージが得られます。品質を犠牲にすることはありません。」リー氏は最後こう結んだ。

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