Haivision、Nokia、Media BroadcastがSportsInnovation 2022で5Gキャンパスネットワーク上でのモバイルおよびワイヤレステレビ制作のための共同ソリューションをデモ展示

カメラとコントロールルーム間の200msの遅延伝送により、ほぼリアルタイムな視聴体験を実現

IBC2022（Hall 2.B36）, AMSTERDAM – 2022年9月10日 – ミッションクリティカルなリアルタイムビデオネットワーキングとビジュアルコラボレーションソリューションの世界的リーディングプロバイダーであるHaivision Systems Inc.（TSX: HAI）は、本日、SportsInnovation 2022でNokiaおよびドイツのサービスプロバイダーMedia Broadcastと共同で5Gネットワーク上でのモバイルビデオ配信に関する包括的かつ柔軟なソリューションを実証したことを発表します。

5月にドイツ・デュッセルドルフのMerkur Spiel-Arenaで開催されたイベントでは、ソニーのプロ用カムコーダーとHaivision Pro460ビデオトランスミッターを組み合わせたソリューションを紹介し、Nokia 5Gキャンパスのプライベート無線ネットワーク経由で超低遅延で映像を撮影し、公式放送局の中継車に送信して編集とミックスを行う様子を披露しました。

『Nokiaの最先端の5Gキャンパスプライベートワイヤレスネットワークは、屋内の数百平方メートルから屋外の数平方キロメートルに至るまで、特定の地域専用の堅牢なローカルネットワークを実現するもので、今回、HaivisionおよびMedia Broadcastと提携できることをうれしく思っています。このネットワークは、そのエリア内にいる人やデバイスに限定して使用できるため、セキュリティと制御が強化され、Nokia社のソリューションによってさらに制約をかけることができます。』とNokia社のチャネルセールスリーダーであるRonald Warnken氏は話します。

SportsInnovation 2022のために、Media Broadcastはドイツ連邦ネットワーク庁（BNetzA）から、メクル・シュピール・アリーナに100MHz（3.7GHz～3.8GHz）の専用帯域を持つ5Gネットワークを展開する承認を得ました。アリーナでのカバレッジのため、ビジネスエリアのホスピタリティゾーンに1本、フィールドとファンギャラリー用に5Wの屋外アンテナの2本の5Gアンテナが配備されました。

このイベントでは、Haivision Pro460により、現場作業員は1つの4K/UHDビデオフィード、または4つの同時HDストリームをエンコードしてネットワークに送信し、超低遅延で放送レベルのライブ映像の信頼性の高い配信を確保することができました。Pro460は、6つの組み込み5Gモデムを備え、エミー賞をダブル受賞したSST（Safe Stream Transport）プロトコルを活用して、複数の5G/4G/3Gネットワーク接続を同時に集約し、完璧で高品質のストリームを実現するための最大帯域幅を確保することが可能です。

『5Gプライベートワイヤレス技術は、ネットワークスライスを可能にし、映像伝送や無線通信など、異なるサービスに個々のスライスを割り当てることができます。』と、Haivisionのエンジニアリング、リモート&ワイヤレスシステム担当副社長のRonan Poullaouec氏は述べています。『SportsInnovationでは、この5GパワーとHaivision Pro460の効率性と柔軟性を組み合わせることで、公共ネットワークの混雑を心配することなく、両放送局とも1秒間に1Gbitのセキュアな伝送が可能になりました。』

Media Broadcastの5G Blue Boxは、2つの無線セルベースバンドユニットと最先端のNokia 5Gコアネットワークで構成されており、HaivisionのStreamHub 1Uラックサーバーは、このデモのすべてのビデオフィードの受信、デコード、および配信を担当しました。Haivisionのボンディングされたセルラートランスミッターと放送局のコントロールルームの間のエンドツーエンド遅延は200msと低く、このモバイルビデオ配信ソリューションは、プロフェッショナルなライブプロダクションを配信するための完璧なツールとなっています。中継車での信号受信後、アリーナのプロダクションセンターに配信され、ファイバー接続により編集、クローズドキャプション、ミキシングが行われました。

『SportsInnovation 2022でのデモンストレーションは、将来のテレビ番組制作のための青写真を提供するものです。有線カメラシステムを補完するために使用する場合でも、完全にワイヤレスで制作する場合でも、5Gキャンパスプライベートワイヤレスネットワークは、Haivisionボンディングセルラーシステムと組み合わせて、パフォーマンス、セキュリティ、柔軟性、モビリティ、接続性の面で新しい標準を確立しています。そして何より、このソリューション全体がすでに商用化されています。Haivision、Nokia、その他のパートナーがこのプロジェクトでチームを組んでくれたことに感謝するとともに、今後数カ月間の共同作業を楽しみにしています。』

最新のHaivision 5G技術を実際にご覧になりたい方は、IBCのホール2、スタンドB36にお越しください。

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