Blackmagic Design、30/40個のボタンを搭載した ATEM 2 M/E Advanced Panelの新モデルを発表

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Blackmagic Design、30/40個のボタンを搭載した ATEM 2 M/E Advanced Panelの新モデルを発表

ATEMスイッチャーに対応したコントロールパネルの2つの新モデル。
新的なデザインにパワフルな放送テクノロジーを搭載。

NAB 2022 アメリカ合衆国ラスベガス 2022年4月24日 – Blackmagic Designはこの日、NAB 2022において、すべてのATEMスイッチャーに対応したATEMハードウェアコントロールパネルの2つの新モデルを発表した。30/40個のボタンを搭載したATEM 2 M/E Advanced Panelの2つの新モデルは、大型のATEMスイッチャーのコントロールに特化した機能を搭載しているが、コンパクトサイズなのであらゆるスタジオに設置できる。2つの新モデルは、20個の入力ボタンを搭載した既存のATEM 2 M/E Advanced Panelと同じ機能に加え、30/40個のボタンを搭載し、ボディの幅が若干広くなっている。どちらのモデルも、ボタンのラベルをカスタマイズできる複数のLCD、複数の独立したシステムコントロールLCD、2つのTバーフェーダーコントロールなどを搭載している。

30/40個のボタンを搭載したATEM 2 M/E Advanced Panelの新モデルは、は、6月より、US$7,695〜でBlackmagic Design販売店にて発売予定。

ATEM Advanced Panelシリーズは膨大なコントロールを搭載しており、より複雑なエフェクトをセットアップできるため、ATEM Constellationの能力を存分に発揮できる。また、放送品質のボタンやノブ、Tバーフェーダーを使用して、スイッチャーのあらゆる機能に同時にアクセスできるので作業効率が上がる。

ATEM Constellationは、最も高度なライブスイッチング・ワークフローに対応できるよう設計されている。ATEM Constellationは、個別のプログラム/プレビューバスを内蔵しており、ユーザーはそれらを使用してソースを素早く正確に切り替えられる。

トランジションタイプを選択する際は、システムコントロールLCDに該当のトランジションのオプションが表示されるため、複雑なメニューをナビゲートせずに、パラメーターを瞬時に調整できる。スイッチングは複数の方法で実行できる。プログラムバスで直接カットすることも可能である。ATEM Advanced Panelでは、必要なコントロールを使用して、あらゆるトランジションタイプにすばやくアクセスできる。

ATEMスイッチャーでは、多くのトランジションスタイルを使用できる。標準のSMPTEワイプに対応しており、エッジソフトネスを使用することで、滑らかで幻想的なトランジションを作成できる。これは単純なクロスディゾルブよりもエキサイティングである。ディップトランジションでは、カラーディップエフェクトを作成できるが、あらゆるビデオをディップソースとして使用できるので、画期的なエフェクトを作成できる。DVEトランジションでは、DVEを使用してフォアグラウンドイメージ全体が動くような面白いトランジションを作成できる。Tバーフェーダーを使ってマニュアルでトランジションの位置を動かし、完全にコントロール可能。

ワイプトランジションは、パラメーターを使用してエキサイティングなエフェクトにパワーアップできる。LCDで直接ワイプパラメーターを選択できるが、プロダクションスタイルに適した様々なカスタマイズを加えることも可能だ。また、専用のジョイスティックで、ワイプパターンの位置を正確に設定することもできる。

ATEM Advanced Panelに搭載されたジョイスティックは、ピクチャー・イン・ピクチャーエフェクト用にDVEの位置を設定するのに最適である。また、ソフトノブやLCDメニューを使用して、DVEの位置やサイズ、そして照明、ドロップシャドウなど、その他のDVE機能も調整できる。DVEは、フレーム内にグラフィックスを飛びこませる設定にしたり、事前にプログラムされたプッシュやスクイーズのトランジションを選択したりできる。

人間工学に基づいて設計されたTバーがライブパフォーマンスの一役を担い、完璧なトランジションを可能にする。ライブイベントの盛り上がりに合わせて、トランジションをカメラマンや出演者と完璧に同調するように調整する必要がある場合がある。ATEM Constellationはパフォーマンスの一部であり、プロダクションの進行に応じて指揮者のようにムードを盛り上げる。

ジョイスティックでは、素材を画面上で動かすことができる。完全な3軸コントロールで、ワイプパターンのX、Y、Z軸の位置や、ATEM ConstellationのDVEの位置をコントロール可能。ジョイスティックでのDVEコントロールは、ビデオにライブ映像を重ねる際に最適である。サイズの調整、上下左右のポジショニングを行って完璧なピクチャー・イン・ピクチャー・エフェクトを実現できる。ジョイスティックでDVEを動かして、開始と終了のキーフレームにおけるDVEの位置を設定し、独自のアニメーションDVEを作成することも可能。

各システムコントロールLCDには、各機能に直接アクセスできるボタンを備えたキーパッドと、ソフトノブ、ボタンが搭載されている。キーヤー、トランジション選択、DVE、カラージェネレーター、そしてスイッチャーのビデオフォーマット、マルチビュー設定、入力ボタンの再マッピングなどの、何百ものスイッチャーパラメーターに対応。10個の個別のパネル設定を保存・呼び出しが可能で、パネルに保存しておける。

ATEM Advanced Panelのもうひとつの利点は、マクロを内蔵していることである。カスタムマクロを簡単に記録でき、ボタンを押すだけでトリガーして再生できる。スイッチングを行うハードウェアパネルからマクロを操作できるため、コンピューターを使用する必要はない。各マクロボタンで異なるマクロをトリガーするよう設定でき、ボタンの下にあるLCDで、各ボタンに割り当てられているマクロが確認できる。

「ATEM 2 M/E Advanced Panelの新モデルは、エキサイティングな製品です。ATEM Constellationスイッチャーの大型機種を完全にコントロールできますが、ATEM 4 M/E Advanced Panelほどの奥行きはないので、スペースを取りません。」Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティは語る。「ボタンラベルが動的に切り替わる複数のカスタムLCD、カラーのカスタマイズ、豊富なコントロールに対応した新モデルは、ATEMライブプロダクションスイッチャーを新しいレベルへと進化させます。これらの新モデルを導入することで、最先端のテレビスタジオを構築できます!」

30/40個のボタンを搭載したATEM 2 M/E Advanced Panelの機能

  • 最大40個の入力ボタン。ラベルと色をカスタマイズ可能
  • トランジションスタイルをすばやく選択できるトランジションコントロール
  • システムコントロールLCDから瞬時にワイプスタイルを選択可能
  • ジョイスティックでDVEトランジションと位置調整を実行可能
  • フェーダーバーでトランジションを手動で操作可能
  • 各M/E列に個別のシステムコントロールLCDを搭載
  • 各選択バスでマクロを直接トリガー可能

ご購入と価格

30/40個のボタンを搭載したATEM 2 M/E Advanced Panelの新モデルは、6月より、US$7,695〜(税抜価格)でBlackmagic Design販売店にて発売予定。

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