ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Extreme 4K HDRを発表

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ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Extreme 4K HDRを発表

高度なH.265収録、タッチスクリーン・インターフェース、
内部キャッシュ、内蔵スコープ、HDRなどに対応した4K放送デッキ!

アメリカ合衆国カリフォルニア州フレモント 2022年4月18日 – Blackmagic Designはこの日、HyperDeck Extreme 4K HDRを発表した。この放送デッキの新機種は、高度なH.265の4K収録をサポートしており、内蔵スコープを搭載したタッチスクリーン・ユーザーインターフェース、HDRスクリーンに対応している。HyperDeck Extreme 4K HDRは、2022年4月より世界各地のBlackmagic Design販売店にてUS$2,995で販売予定。

HyperDeck Extremeは、HyperDeckの定評ある信頼性に新たな機能と技術を組み合わせたデッキ。容量が節約できるH.265ファイル、オプションの内部キャッシュ、3D LUT、HDRなどに対応。4Kまでの解像度でH.265に収録できるため、驚異的な画質にも関わらず、ストレージ費用を削減可能。大型タッチスクリーンは収録のチェックに最適で、デッキの全設定もコントロール可能。また、HyperDeck Extreme Controlを追加すると従来型の放送デッキのように使用できる。つまりHyperDeck Extremeは、次世代の放送、ライブプロダクション、デジタルサイネージの完璧なソリューションだと言える。

HyperDeck Extremeは画期的なタッチスクリーンUIを採用しており、デッキコントロールをサポート。また、内蔵の大型スクリーンで収録をチェック可能。HyperDeck Extremeは、2つのメディアスロット、12G-SDI、アーカイブ作業用アナログ接続コネクター、USB-C外付けディスク収録機能、フロントパネルのスピーカー、ヘッドフォンジャックなども搭載。オプションのキャッシュ用PCIeをインストールすれば、メディアがフルまたは遅すぎる場合でもコマ落ちが生じることはない。ACとDC電源の両方が同梱されているため、スタジオでもロケ先でも使用可能。

ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Extreme 4K HDRを発表

HyperDeck Extremeは汎用性が高いため、ライブプロダクションのマスター収録、クリップの再生、カメラの個別収録などに適している。また、アナログ入力は、古いビデオテープを変換し、過去の番組を名作選として最新の配信サービスで放送できるようにしたり、後の編集用に保存するために使用できる。デジタルサイネージも、HyperDeck Extremeを使用すれば簡単に実行可能。10Gイーサネットはメディアを高速でアップロードでき、リモートコントロール・プロトコルは極めてシンプル。また、HDMI、SDI、アナログ入力、内蔵スコープ、3D LUTを搭載しているため、フィールドレコーダーとしても使用可能。スコープは、配信や放送前に、放送基準を満たしているか確認するための品質管理でも役立つ。

革新的なLCDタッチユーザーインターフェースで自由自在のコントロールが可能。スクリーンには、再生、停止、収録ボタンが搭載されており、さらにミニタイムラインでは収録したコンテンツをスクロールできる。LCDには、タイムコード、ビデオフォーマット、メディアステータス、オーディオメーターのヘッドアップディスプレイが表示される。タッチスクリーンで、スコープ、フォーカスアシスト、露出アシストを有効にできる。大画面のLCDから幅広い種類の設定をコントロールでき、さらに、3D LUTのロードおよび保存も可能。

CFastに対応しているため、手に入りやすいフラッシュメモリーカードに収録が可能。H.265ファイルは小さいため、標準的なCFastカードに長時間収録できる。CFastカードのスロットを2つ搭載しているため、収録中でもフルになったカードを交換でき、半永久的な収録が可能。

空きカードに交換する前にメディアがフルになったり、カードが遅すぎる場合、収録したコンテンツにコマ落ちが生じる。これを解決するために、HyperDeck ExtremeにPCIeフラッシュディスクをインストールして、収録のキャッシュとして使用できる。キャッシュは自動的に切り替わり、メディアがキャプチャーできなかったコンテンツを収録するため、CFastや外付けディスクでの問題が解消できる。たとえカードが一杯になっても、収録はカードが交換されるまでキャッシュに継続される。

ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Extreme 4K HDRを発表

最新のHDRフォーマットをサポートしており、広色域の高輝度スクリーンを搭載しているため、いつでも最新のHDRワークフローに対応可能。内蔵のスコープは、HDRフォーマットでの作業時にはHDRスコープとして使用できる。高輝度LCDの色域は今まで以上に広いため、Rec.2020およびRec.709のカラースペース両方を扱うことが可能。HyperDeck Extreme HDRに内蔵されたLCDの色域は、100%のDCI-P3もサポート。

HyperDeck Extremeは波形モニター機能をフル装備しているため、放送基準を満たしているか確認できる。これは、ハイエンドの仕事で特に重要だ。波形表示は、入力または再生信号の輝度レベルを表示。ベクトルスコープでは、SDIリファレンスレベルの100%を確認できる。また、RGBおよびYUVパレード表示にも対応しており、カラーコレクションや不正レベルのチェックに使用できる。ヒストグラムは、イメージ内のホワイトからブラックへのディテールの分布を示し、ハイライトやシャドウのクリッピングが確認できる。

H.265ファイルは極めて小さく、60:1から285:1の高い圧縮率であるため、ファイルサイズがはるかに小さく収められる。また、H.265はあらゆる主要なオペレーティングシステムでサポートされている。HyperDeck Extremeは、収録・再生でApple ProRes 422 HQ、ProRes 422、ProRes 422 LT、フィル&キー出力の再生でProRes 4444に対応。つまり、DaVinci Resolve、Media Composer、Premiere Pro、Final Cut Proなどのソフトウェアと互換性がある。

10Gイーサネットを搭載したHyperDeck Extremeは、超高速でリモートアップロードできるのでデジタルサイネージに最適。シンプルなテキストベースのプロトコルを採用しており、テルネットを使用してコントロールコマンドを試すことも可能。リモートでメディアファイルをアップロードするには、FTPを使用できる。あるいは、シンプルなFTPクライアントソフトウェアも使用可能。大容量USB-CディスクアレイでイーサネットプロトコルとFTPを使用すると、HyperDeck Extremeは放送サーバーとして、インジェスト、メディア管理、再生を実行できる優れたソリューションとなる。

「新製品のHyperDeck Extreme 4K HDRは、近代的なデザインで従来型の放送コントロールを使用でき、ネイティブ4KのH.265で収録を行えます」と語るのは、Blackmagic Design CEO、グラント・ペティ。「この高度な収録・再生デッキには多数の機能が搭載されているので、次世代の放送、ライブプロダクション、デジタルサイネージの最適なソリューションとなるでしょう!」

ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Extreme 4K HDRを発表

HyperDeck Extreme 4K HDRの主な機能

  • フル解像度4Kで収録・再生
  • デッキコントロールに対応したタッチスクリーンUI
  • ライブプロダクション、デジタルサイネージ、アーカイブ作業をサポート
  • 大型LCDスクリーン、タッチユーザーインターフェース対応
  • デュアルCFastメディアカードでノンストップ収録
  • オプションのメディアキャッシュでコマ落ちを回避
  • 高度なHDRサポート、明るい広色域LCD
  • 内蔵スコープ(波形、ベクトル、パレード、ヒストグラム表示)
  • 10Gイーサネットを使用して、リモートで超高速メディアアップロード
ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Extreme 4K HDRを発表

ご購入と価格

HyperDeck Extreme 4K HDRは、2022年4月より世界各地のBlackmagic Design販売店にてUS$2,995(税抜価格)で販売予定。

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