ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Shuttle HDを発表

  • Blackmagic Design
ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Shuttle HDを発表

卓上型の新しいHyperDeckレコーダー/プレーヤー!クリップ
再生に最適な設計で、H.264、Apple ProRes、DNxビデオフォーマットをサポート。

アメリカ合衆国カリフォルニア州フレモント 2022年4月18 – Blackmagic Designはこの日、新製品、HyperDeck Shuttle HDを発表した。同製品は、卓上でオンデマンドのメディアプレーヤーとして使用できるように設計されたレコーダー/プレーヤー。新モデルは、ProRes、DNx、H.264ファイルの収録/再生、そして、PCMまたはAACオーディオをサポートしている。メタル製のサーチダイヤルと従来型の放送デッキコントロールが筐体の大部分を占めるユニークなデザインで、メディアをすばやく簡単にスクロールできる。また、テレプロンプター機能も内蔵!HyperDeck Shuttleは、HDMIインターフェースを搭載しているので、ATEM Miniスイッチャーとの使用に最適なソリューションである。

HyperDeck Shuttle HDは、世界中のBlackmagic Design販売店にてUS$495で販売中。

HyperDeck Shuttle HDは、卓上で使用するために設計されたレコーダー&プレーヤー。クリッププレーヤーとしても使用できる、単なるマスターレコーダーを超えたデバイスである。大型のサーチダイヤルは、多くのメディアをスクロールして、再生したいクリップを探すのに最適。NTSC、PAL、720p、1080pビデオフォーマットのProRes、DNx、H.264ファイルに対応している。HDMIを介して、スイッチャー、カメラ、モニターに接続可能。メディアの収録および再生には、SDカード、UHS-IIカード、USB-C外付けディスクを使用できる。HyperDeck Shuttle HDは、ATEM Mini Extremeと同じ設計コンセプトを採用しているので、メディアプレーヤーとして組み合わせて使用するのに最適。また、テレプロンプター機能も内蔵している。

HyperDeck Shuttle HDは、卓上での使用を意図して設定されているので、片手でフロントパネルを操作可能。適度に傾斜しているため、サーチダイヤルを使用する際に手首に負担がかかりにくく、コントロールボタンは指先に配置されている。HyperDeck Shuttle HDはATEM Mini Extremeと同じ高さと傾斜角度であるため、組み合わせて使用する際に完璧にマッチする。多くのメディアを検索する際に最適である。また、従来型の放送デッキと同様のボタンを搭載。リアパネルには、ビデオ、電源、ネットワーク、コントロールの接続が搭載されている。

H.264、ProRes、DNxファイルに対応しているので、真の放送マスターを収録可能。オーディオをPCMかAACから選択することもできる。ATEM Miniスイッチャーと共に使用する際に高品質のマスタリングが可能。番組を放送局に送信したり、YouTubeにアップロードするために必要な機能がすべて搭載されている。

大型のサーチダイヤルを搭載しているので、クリップライブラリを簡単に閲覧できる。前クリップに戻るためのボタンを使用すると、クリップの頭出しを実行可能。再生後にCLIPボタンを押すと、現在のクリップの最後で再生を停止できる。ATEMスイッチャーでは、イーサネットを介してHyperDeck Shuttleをリモートコントロールすることも可能。

ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Shuttle HDを発表

HyperDeck Shuttleは、高速に使用できるコントロールパネルを搭載。これらのボタンは従来型の放送デッキと似ている。収録ボタンを押すだけで、ファイルへのビデオ入力の収録が瞬時に開始され、収録メニューで設定したファイルフォーマットで収録される。再生、頭出し、次クリップへの移動を実行できるボタンも搭載。ボタンはBlackmagic Design独自のカスタムデザインで、極めて高品質である。機械加工された金属製のサーチダイヤルでは、シャトル、ジョグ、スクロールが実行できるため、すばやくクリップを見つけられる。デッキコントロール機能はすべて、イーサネットネットワークを使用して、遠隔からトリガーできる。

HyperDeck Shuttleは、一般的なSDカードおよびUHS-IIカードへの収録をサポートしているため、高額なカスタムメディアは必要ない。また、外付けUSBディスクにも収録できる。USBハブやBlackmagic MultiDockでUSBディスクを使用している場合、複数のディスクに収録できるので、ノンストップ収録が可能。1TBのカードに1080p59.94のH.264を最長157時間収録できる。つまり、1枚の1TBのカードに、HDで6日間以上収録を続けられる。

他の種類のメディアに収録する必要がある場合、USB-C拡張ポートに接続した外付けフラッシュディスクに収録が可能。また、編集に使用するディスクアレイにも収録できるため、ポストプロダクションを始めるにあたってファイルのコピーに時間を費やす必要はない。ディスクをコンピューターにマウントするだけで、すぐに編集を開始できる。Blackmagic MultiDock 10Gは4つのSSDメディアスロットを搭載しているため、HyperDeck Shuttleに接続することで、SSDメディアに対する互換性を追加可能。

HyperDeck Shuttle HDは、今日最も幅広く使用されているコーデックに対応。放送品質のDNxおよびProResファイルフォーマットを使用できるが、NTSC、PAL、720p、1080p、さらには真のインターレースフォーマットである1080iでの収録には、容量の小さなH.264を使用可能。つまり、60:1から285:1の圧縮率を用いて、完全な放送品質で極めて小さなファイルに収録可能。オーディオは、非圧縮のPCM、またはYouTubeにファイルをアップロードする場合はAACから選択できる。HyperDeck Shuttle HDは、WindowsのexFAT、MacのHFS+両方のディスクフォーマット形式に対応しているので、いずれのプラットフォームでもディスクをマウント読み取りできる。また、単一のビデオファイルに長尺のイベントを収録可能。

HyperDeck Shuttleは小型であるが、パワフルなインターフェースを搭載している。HDMI入力はカメラやATEM Miniなどのスイッチャーに接続でき、HDMI出力はプレゼン用にモニターに接続したり、長尺のメディアプレーヤーとしてATEM Miniスイッチャーに接続できる。つまり、HyperDeck ShuttleからCM、プロモーションビデオ、ミュージックビデオをATEM Miniで再生できる。リアパネルには12V DC電源入力が搭載されており、電源は同梱されている。1Gイーサネットのインターフェースでは、コントロールおよび遠隔でのファイルのアップロードが可能。USB-C拡張ポートは、大容量の外付けディスクへの収録、ソフトウェアアップデート、ウェブカメラの出力として使用できる。SDカードスロットは、SDカードとUHS-IIカードの両方に対応。

HDMI入出力が内蔵されているので、民生用カメラ、モニター、テレビ、ビデオプロジェクターだけではなく、ATEM Miniスイッチャーも接続できる。SDフォーマットには、NTSCおよびPALが含まれる。720p HDフォーマットには720p50および720p59.94、1080i HDインターレースフォーマットには1080i50および1080i59.94が含まれ、1080p HDフォーマットには1080p23.98、24、25、29.97、30、50、59.94、60が含まれる。またHyperDeck Shuttleは、1080 PsFフォーマットにも対応。

HyperDeck Shuttle HDは大型のサーチダイヤルを搭載しているので、テレプロンプターとしても使用可能。収録メニューでテレプロンプターに切り替えるだけで、標準のRTFテキストファイルを台本として読み込める。テレプロンプターを使用するために専用のソフトウェアは必要ない。台本は、TextEditなどのテキストエディターで作成できる。複数の台本を切り替えるには、前/次クリップボタンを使用する。JOGとSCRボタンを両方同時に押すと、従来型のテレプロンプターのように台本をライブでスクロール可能。サイズ、色、書体や配置などもRTFファイルから読み取ることができる。台本は標準の12ポイントで作成でき、HyperDeckがプロンプターのディスプレイに合わせて自動的にサイズを調整するので、とても便利である。

ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Shuttle HDを発表

HyperDeck Shuttleは、シンプルなFTPクライアントソフトウェアを使用して、リモートでメディアファイルをアップロードできる。HyperDeck Shuttleは1Gイーサネットを内蔵しているため、高速のファイル転送が可能。SDカードより速く処理できることもある。リモートデッキコントロールには、簡単に習得できるテキストベースのプロトコルを全モデルで使用しているので、Telnetなどのシンプルなターミナルアプリを使用して、コントロールコマンドをテスト可能。

Blackmagic OSは、高性能の映画放送機器用に設計されており、HyperDeck Shuttleの全機能を管理。瞬時に電源をオンできるのはBlackmagic OSだけである。また、ビデオ収録、タイムコード、メニューオーバーレイ、高速ネットワーク、複数ディスクメディア管理、複数言語にも対応。メニューはビデオ出力にオーバーレイされ、HyperDeck Shuttle HDをカスタマイズできる設定が搭載されている。また、メニューはライトモードまたはダークモードに変更可能。Blackmagic OSでは世界屈指のネットワークパフォーマンスが得られるため、HyperDeck Shuttle HDは、1Gイーサネット接続を使用して、高速のネットワーク転送を実行できる。

「新製品、HyperDeck Shuttle HDは非常にエキサイティングな製品です。コンパクトなデスクトップ型の製品で、HyperDeckのパワフルな機能を使用できます。」Blackmagic DesignのCEO、グラントペティは語る。「真の放送局品質のレコーダー/プレーヤーにHDMIインターフェースを搭載しているので、ATEM Miniスイッチャーとの使用に最適なメディアプレーヤーです。HDMIベースのHyperDeckですが、パワフルな放送用機能を搭載しています!」

ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Shuttle HDを発表

HyperDeck Shuttleの機能

  • 卓上で使用できるコンパクトなデザイン
  • 従来型の放送デッキコントロールおよび大型のサーチダイヤル
  • SDカード、UHS-IIカード、外付けUSB-Cメディアディスクへ収録
  • 外付けUSB-Cメディアディスクへ直接収録
  • 標準のH.264、ProRes、DNxファイルで収録
  • 最新の放送技術インターフェースをサポート
  • 1Gイーサネットでファイルを高速アップロード
  • パワフルなオペレーティングシステムおよびビデオ出力のメニューオーバーレイ
ブラックマジックデザイン、新製品HyperDeck Shuttle HDを発表

ご購入と価格

HyperDeck Shuttleは、US$495(税抜価格)で世界各地のBlackmagic Design販売店にて販売中。

記事をシェア

お客様の課題や要件に合わせて
製品とワークフローをご提案します

お問い合わせは
こちらから

専門知識を持った担当者が
お客様の課題や要件をお伺いします

お電話でも
お問い合わせできます

平日9:00~18:00

03-3518-6273