映画「Christmas Down Under」の撮影にBlackmagic Designカメラ、ポストプロダクションにDaVinci Resolve Studioを使用

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映画「Christmas Down Under」の撮影にBlackmagic Designカメラ、ポストプロダクションにDaVinci Resolve Studioを使用

カリフォルニア州フレモント 2021年12月21日 – Blackmagic Designはこの日、Ion Networkの新作クリスマス映画、「Christmas Down Under(原題)」が、Blackmagic DesignのURSA Mini Pro 4.6K G2で撮影されたことを発表した。また同作の編集およびカラーコレクションは、タスマニアのSouth Sky Pictureが、コロナ禍の真っ最中にDaVinci Resolve Studioを使用して行なった。

Ion Networkがアメリカ国内に、そしてLevel 33が全世界に配信している同作は、「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」のルイス・マンディロア(Louis Mandylor)氏が監督を務め、Ignite Picturesのアダム・ホーナー(Adam Horner)氏がプロデューサーを務めた。同作は、心に深い傷を負ったエリーがオーストラリアを訪れ、アボリジニーのツアーガイドやYouTubeで有名なUberドライバーの協力を得て、夫とその多彩な家族を探し出すというストーリー。

長編映画「Christmas Down Under」の撮影は、オーストラリア国内の20箇所のロケーションで行われた。期間は3週間であったため、非常に効率的な撮影が求められた。また、同作はホリデーシーズンの映画が出揃う中で上映されることになるため、スピードと効率に加えて高い品質が求められた。

「ホリデーシーズンの映画業界はこれまでにないほど競争が激しくなっており、近年では、ほぼ全ての大手ネットワークが、毎年多くのホリデー映画を制作しています。つまり、品質が非常に重要になっています。このため、私たちはURSA Mini Pro 4.6K G2とDaVinci Resolveを使用することを決めました。」メインプロデューサーのホーナー氏は語る。

映画「Christmas Down Under」の撮影にBlackmagic Designカメラ、ポストプロダクションにDaVinci Resolve Studioを使用

雪やバラ色の頬の代わりに、オーストラリアのクリスマスといえば、高い気温、エアコンの効いた室内、容赦なく照りつける太陽の下などでの撮影となる。

タスマニアに拠点を置くSouth Sky Picturesに所属し、セカンドユニットの撮影監督および共同プロデューサー、エディターを務めたマールテン・”フィッシュ”・タルボット(Maarten “Fish” Talbot)氏は説明する。「全体的にユニークで文化的にも適切なルックを得るには、クリスマスの雰囲気を残しつつ、違いを強調する必要がありました。Blackmagicのカメラは、オーストラリアの過酷な太陽の下での撮影にも対応し、ポスプロでは典型的なクリスマス映画とは一線を画すカラーパレットをResolveで選択できました。」

同作は、ルーク・ウォーカー(Luke Walker)撮影監督が、3台のURSA Mini Pro 4.6K G2で撮影。いくつかのシーンは3台同時に撮影した。厳しいスケジュールに間に合わせるには、カメラの使い勝手の良さと、すばやくセットアップ/解体できることが重要であったという。

「ショットを複数のカメラで同時撮影する場合、カメラの使い勝手が良くないとカメラマンたちが常に同じ状態で待機することができません。URSA Miniのようなルックが撮れるカメラは他にありませんね。フォルスカラーのような一般的な機能、異なるコーデックを使用できる性能、内蔵NDフィルターなど、必要な機能がすべて搭載されていました。」とウォーカー氏。

ポストプロダクションは、オーストラリアで新型コロナウィルスによる厳しい検疫のルールが課せられていた最中に、タスマニアに拠点を置くSouth Sky Picturesが行なった。編集およびVFXは、タルボット氏とポストプロダクション・マネージャーのジョシュア・フリーマン(Joshua Freeman)氏が、DaVinci Resolve Studioを使用して行った。

映画「Christmas Down Under」の撮影にBlackmagic Designカメラ、ポストプロダクションにDaVinci Resolve Studioを使用

South Sky Picturesは、他のソフトで最初の編集が行われた後で、同作のポストプロダクション作業を引き継いだという。

「Resolveですべてのプロジェクトを再構築しなければなりませんでしたが、安定性に問題がなく、技術者を雇わなくても編集作業を開始できたので、実際にポスプロ作業をより迅速かつ効率的に行うことができました。Resolveでは編集作業が迅速に効率化されるため、驚くほど直感的に引き継ぐことができ、よりスピーディで直感的な編集が可能になりました。」

同氏は続ける。「ユーザー体験に関しては、Resolveのシンプルなアプローチは素晴らしいですね。この作品は、コロナ禍の最中にたった2人でリモートワークで仕上げたんです。Resolveではポストプロダクションのあらゆる作業ごとにタブが分かれているので、貴重なスクリーンスペースを無駄にしたり、あるいはインターフェースを検索するのに疲労することなく、必要なツールを使用できます。」

作業の終盤に、プロデューサーとIon Networkの役員たちから、3つの新しいシーンを付け加えるよう要望が出た際に、Blackmagic DesignのURSA Mini Pro 4.6K G2およびDaVinci Resolve Studioを組み込んだワークフローが真価を発揮したという。

プロデューサーのホーナー氏は語る。「この3つの追加シーンは、オーストラリアのパンデミックがピークの時期に撮影されました。多くの出演者やスタッフは集まることができなかったんです。全員が同じ場所にいるように見えるよう、工夫して撮影する必要がありました。実際は、何千キロも離れた場所にいたのですが。ResolveとBlackmagicカメラを使用したことで、これらの新しいシーンのメディアが届いてからわずか数日で編集とカラーの作業を終わらせることができました。」ホーナー氏は最後こう結んだ。

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