ブラックマジックデザイン、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kの値下げを発表

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ブラックマジックデザイン、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kの値下げを発表

今回の値下げと、DaVinci Resolveのパワフルな新しい処理エンジンにより、
高解像度のワークフローがより身近なものに!

カリフォルニア州フレモント 2021年8月19日 – Blackmagic Designはこの日、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kを、US$5,995に値下げしたことを発表した。今回の値下げは、製造の効率化と12Kセンサーの供給の向上により実現した。また、DaVinci Resolve 17.3でレンダリングエンジンが新しくなったことを受け、4Kおよび8K解像度での作業時に、処理速度が最大3倍に高速化。新価格により高解像度のワークフローがより身近なものになる。これは、高解像度のワークフローを一変させ、低コストで実現できるエキサイティングなイノベーションである。Blackmagic URSA Mini Pro 12Kの値下げにより、より幅広い層のユーザーが劇場映画制作に参入できるようになる。

Blackmagic URSA Mini Pro 12Kは、世界各地のBlackmagic Design販売店にてUS$5,995で販売中。

デザイン賞を受賞したURSA Miniの筐体に、12288×6480解像度の12Kスーパー35センサー、14ストップのダイナミックレンジを搭載したBlackmagic URSA Mini Pro 12Kは、デジタルフィルムの革命である。80メガピクセル/フレーム、新しいカラーサイエンス、Blackmagic RAWの柔軟性を組み合わせたことで、12Kの作業が現実のものとなった。12Kからオーバーサンプリングすることで、ハイエンドのスチルカメラのような繊細なスキントーンと驚異的なディテールを持つ8Kおよび4Kイメージを得られる。12Kでは60fps、8Kでは120fps、4Kスーパー16では240fpsまでの撮影が可能。URSA Mini Pro 12Kは、交換可能なPLマウント、内蔵NDフィルター、デュアルCFastおよびUHS-II SDカードレコーダー、SuperSpeed USB-C拡張ポートなどを搭載。

URSA Mini Pro 12Kの超高解像度は、従来の映画フィルムを遥かに凌駕する。驚異的なディテール、ワイドダイナミックレンジ、リッチなディープカラーなど、フィルム撮影の利点をデジタルフィルムで享受できるので、劇場映画、テレビ番組、イマーシブな大画面IMAXなどの制作に最適である。オブジェクトのエッジの解像度が極めて高いので、グリーンバックの作業や、ライブアクションとCGIの合成などのVFXにも最適。12Kをスーパーサンプリングすることにより、8Kで優れたカラーや解像度が得られるだけでなく、エイリアスのないスムーズな映像になる。

Blackmagic URSA Mini Pro 12Kは、ネイティブ解像度12288×6480という、革新的な新しいセンサーを搭載。これは、80メガピクセル/フレームに相当する。スーパー35センサーは、14ストップのダイナミックレンジ、そしてネイティブISO 800に対応している。新しい12Kセンサーは、赤、緑、青のピクセル数が同じで、複数の解像度のイメージ用に最適化されている。12Kでは60fpsの撮影が可能だが、センサー内のスケーリングを使用することで、120fpsまでの8Kおよび4K RAWの撮影も可能。クロッピングしたり、視野を変更する必要はない。URSA Mini Proは交換可能なレンズマウントを搭載しているので、ビンテージレンズから最新のシネマレンズまで、幅広いオプションから選択可能。お気に入りのレンズを使用して、人物やディテールを余すところなくキャプチャーできる。

URSA Mini Pro 12KのセンサーとBlackmagic RAWは、共に使用することで12Kの12-bit RAWワークフローで問題なく作業できるよう設計されている。驚くほど効率的な次世代コーデックのBlackmagic RAWは、12Kで撮影してラップトップで編集可能。これは、他のコーデックでは不可能である。超高解像度センサーで撮影するため、ポストプロダクションで、ショットを8Kおよび4Kにリフレーミングできる。これは、1台のカメラでマルチカム撮影できるようなものである。縦長や正方形のビデオにも最適だ。センサーとBlackmagic RAWの高度な設計により、ポストプロダクションで様々な解像度での作業が可能。レンダリングの必要がないため瞬時に作業を開始でき、フルセンサーの色の正確性を維持できる。

60fpsまでの12-bit 80メガピクセルイメージをシネマ品質で実現できるのは、Blackmagic RAWだけである。固定クオリティQ0およびQ5、そして新しいQ1およびQ3のオプションは、品質レベルを固定し、シーンのディテールをマッチさせるために圧縮率を状況に応じて変更する。固定ビットレートのエンコードオプション5:1、8:1、12:1、そして新しい18:1は、予測通りの一貫したファイルサイズで、可能な限り優れたイメージが得られるように作られている。RAWを同時に2枚のカードに収録できるため、12Kあるいは8KをCFast/UHS-IIカードに高フレームレートで収録できる。Blackmagic RAWはカメラのメタデータ、レンズデータ、ホワイトバランス、デジタルスレートの情報、カスタムLUTを保存するので、現場やポストプロダクションで、イメージの一貫性を保つことができる。

ブラックマジックデザイン、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kの値下げを発表

12K RAWで撮影することにより、ポストプロダクションの段階で、ディテール、露出、カラーを詳細にコントロールでき、オーバーサンプリングにより、エッジが滑らかで非常にシャープな8K映像を得られる。何よりも、Blackmagic RAWはポストプロダクションにおいて12Kのアクセラレーションに対応しているため、HDやUltra HDファイルと同じくらい簡単に12Kで作業できる。Blackmagic RAWは高度に最適化されており、マルチスレッドに対応。複数のCPUコアで処理でき、GPUアクセラレーションにより、Apple Metal、CUDA、OpenCLと使用できる。つまり、プロキシを作成しなくても、カメラのRAWファイルで作業できるのである。Blackmagic RAW 12Kのイメージは、これまでにない高解像度で、4Kまたは8Kでの高品質のカラーグレーディング、キーイング、合成、リフレーミング、スタビライズ、トラッキングが可能。

第5世代のBlackmagicカラーサイエンスは、新しいフィルムカーブに対応。これは、URSA Mini Pro 12Kのセンサーから得た膨大な量のカラーデータをフル活用するよう設計されている。これにより、色応答がさらに向上したため、見栄えの良いスキントーンが得られ、また、高コントラストのシーンにおけるネオンサインや車のテールランプなど、彩度の高いカラーでも、より高品質なレンダリングが得られる。第5世代カラーサイエンスは、複雑なBlackmagic RAWイメージ処理に対応しており、センサーからのカラーおよびダイナミックレンジのデータをメタデータとして保存して、ポストプロダクションで使用できる。第5世代カラーサイエンスは、これまでに収録したBlackmagic RAWファイルとも互換性を持っているため、既存の作品でも新しいフィルムカーブを活用可能だ。

URSA Mini Pro 12Kは、1台に複数のカメラを搭載しているようなカメラである。一般的な解像度およびフレームレートで、4K、8K、そして驚異的なディテールの12Kを撮影できる。RAWの場合、60fpsで80メガピクセル/フレームに対応しており、1台のカメラで、完璧なスチルとモーションショットを同時にキャプチャーできる。12Kでは、12288×6480(17:9)の解像度で、60fpsまでの撮影が可能。より高いフレームレートで撮影したい場合、8192×4320では120fps、8192×3408では160fps、そしてスーパー16のウィンドウセンサーでは、4096×2160の4K DCIで240fpsに対応する。URSA Mini Pro 12Kは、様々なフレームレートおよび解像度に柔軟に対応しているため、描画能力が改善され、低フレームレートで8Kあるいは4Kで撮影している場合でも、スムーズなエッジを得られる。

異なるプロジェクトでは異なるレンズが必要になるため、URSA Mini Proシリーズは、交換可能なレンズマウントを搭載。URSA Mini Pro 12Kでは、PL、EF、Fマウントレンズをすばやく交換できる。つまり、URSA Mini Proは、高品質の大型PLシネマレンズ、EFまたはFマウントフォトレンズを使用できるので、幅広いプロ仕様のレンズと互換性がある。

URSA Mini Proは、フルバージョンのDaVinci Resolve Studioを同梱。編集、カラーコレクション、オーディオポストプロダクション、VFXが1つのソフトウェアに詰め込まれた、世界最先端のソリューションがカメラに付いてくる。DaVinci Resolveはハリウッドの劇場映画で最も広く使用されている。つまり、ポストプロダクション最高峰のツールを使用して、カメラからのネイティブのビデオを編集し、優れた品質を保つことができる。大規模なハリウッド劇場映画、テレビ番組、ミュージックビデオ、CM、さらには最新のYouTubeビデオなど、撮影の種類を問わず、DaVinci Resolve Studioでは、ネイティブ編集、カラーコレクション、エフェクト、オーディオ、デリバリーにおいて、完全に無劣化のワークフローを実現可能。

「去年、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kを発表して以来、価格を下げるために、センサー供給と製造過程の向上に尽力してきました。」Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティは語る。「今回の値下げに加え、DaVinci Resolveの処理速度が最大3倍に高速化したことで、高解像度の4Kおよび8Kのワークフローがより身近なものになります。Apple M1搭載のノートパソコンで、DaVinci Resolveで高解像度8Kの編集ができることは驚くべきことです!」

ブラックマジックデザイン、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kの値下げを発表

Blackmagic URSA Mini Pro 12の機能

  • 12Kスーパー35センサー(12,288 x 6,480)
  • 劇場映画、VFX、ハイエンドのテレビCMに最適
  • 14ストップのダイナミックレンジおよびネイティブISO 800に対応
  • Blackmagic RAWでリアルタイムの12K編集が可能
  • Blackmagic RAWは、Metal、CUDA、OpenCL向けに最適化
  • 第5世代カラーサイエンスに新しいフィルムカーブを搭載
  • 12Kでは60fps、8Kでは120fps、4Kでは240fpsまで対応
  • デュアルカードCFast収録は最大900MB/sに対応
  • PLマウントを同梱、オプションでEFおよびFレンズマウントを使用可能
  • SuperSpeed USB-Cで外付けディスクに収録可能
  • ポストプロダクション用にDaVinci Resolve Studioを同梱
  • Blackmagic URSA Mini Recorderと互換

ご購入と価格

  • Blackmagic URSA Mini Pro 12Kは、世界各地のBlackmagic Design販売店にてUS$5,995(税抜価格)で販売中。
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