ブラックマジックデザイン、新製品Blackmagic Web Presenter 4Kを発表

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ブラックマジックデザイン、新製品Blackmagic Web Presenter 4Kを発表

新モデルは、Blackmagic Web Presenter HDの全機能に加え、
アップグレードされたH.264ハードウェアエンコーダーを搭載しているため、
Ultra HDネイティブ解像度での配信に対応。

アメリカ合衆国カリフォルニア州フレモント 2021年7月29日 – Blackmagic Designはこの日、Blackmagic Web Presenterシリーズに新機種が追加されたことを発表した。新モデルのBlackmagic Web Presenter 4Kは、Ultra HD解像度のH.264エンコーダーを搭載しており、ネイティブUltra HDでライブ配信が可能。新製品のWeb Presenter 4Kはコンパクトなデザインでありながら、ダウンコンバーター付きの12G-SDI入力を搭載しているので、配信の解像度を1080p HDまたは2160p Ultra HDから選択できる。新モデルは、コンピューターに接続された際にUSBウェブカムと同様に機能する。また、USBウェブカム機能は1080p HDまたは2160p Ultra HD解像度に対応している。

Blackmagic Web Presenter 4Kは、Blackmagic Design販売店にてUS$695で販売中。

Blackmagic Web Presenterは、プロ仕様のハードウェア配信エンジンを搭載し、イーサネット経由で直接YouTube、Facebook、Twitterなどに配信できる完全な配信ソリューション。近年の放送用テレビトランスミッターのように機能し、世界中の視聴者に対して配信が可能。内蔵のUSBコネクターはウェブカメラのように機能するので、コンピューターに接続して、あらゆる配信ソフトウェアを使用可能。SkypeやZoomもサポートしている。冗長性の面では、イーサネット経由でインターネットに配信もでき、5Gや4Gの携帯電話に接続してモバイルデータを使用することも可能。Web Presenterには、技術モニタリング用の出力も搭載されており、ビデオ、オーディオメーター、動向グラフ、さらにはSDI技術データが確認できる。

Blackmagic Web Presenterは人気の配信プラットフォームをサポート。また、プロ仕様の放送品質でのライブ配信用に設計されたハードウェア配信エンジンも内蔵している。つまり、自己完結型ソリューションであり、コマ落ちが生じることなくライブ配信が実行できる。インターネットへ接続するだけで配信を行えるのだ。Web Presenter Utilityで配信プラットフォームを選択し、配信キーをアップデートできるのでセットアップも簡単。

Blackmagic Web Presenterは、パワフルなハードウェアエンコーダー、配信プラットフォームに接続するソフトウェア、ネットワーク接続を搭載した自己完結型のソリューション。高額なコンピューターや複雑な配信ソフトウェアは必要ない。ライブプロダクションスイッチャーやカメラなどのSDIビデオソースを接続し、内蔵のイーサネットコネクターを使用してインターネットに接続するだけで配信できる。携帯電話に接続してモバイルデータを使用することも可能。人気の配信プラットフォーム用の設定オプションが搭載されているので、配信キーを入力し、ON AIRボタンを押すだけで配信が開始できる。また、同時にUSBウェブカメラ出力でコンピューターに接続することで、別のビデオソフトウェアも使用可能。

遠隔地で配信している場合や、メインのイーサネット接続のバックアップが必要な場合は、AppleまたはAndroidの携帯電話に接続し、モバイルデータを使用してインターネットに接続できる。フロントパネルとリアパネルの両方にUSBコネクターを搭載しているので、携帯電話をテザリングするのに便利だ。また、4G携帯電話に加えて、最新の高速5Gも使用可能。Blackmagic Web Presenterは、携帯電話の接続を自動検知し、携帯電話のインターネットに切り替える。イーサネットまたは携帯電話の使用優先順位を設定することもできるので、完全に自動で携帯電話のインターネットをバックアップとして使用可能。

ブラックマジックデザイン、新製品Blackmagic Web Presenter 4Kを発表

Blackmagic Web Presenterは2つのUSBコネクターを搭載しており、シンプルなウェブカムソースとして使用可能。つまり、コンピューターに接続するだけで、あらゆるビデオソフトウェアを使用できる。Web Presenterは放送品質のSDIビデオソースだが、ソフトウェアは一般的なウェブカメラであると認識する。つまり、あらゆるビデオソフトウェアと互換し、フル解像度の1080 HD品質、機種によっては2160p Ultra HD品質が得られる。Web Presenterは、Zoom、Microsoft Teams、Skype、Open Broadcaster、XSplit Broadcasterなど、あらゆるビデオソフトウェアを使用可能。

従来の放送用トランスミッターは放送局に欠かせない存在だが、現在、配信サーバーは世界中から何百万人もの視聴者を集められるため、同様に重要となっている。これをアシストするために、Blackmagic Web Presenterは多数の機能を含む技術モニタリング出力を搭載している。モニタリング出力はグラフィックベースで、ビデオビュー、正確な挙動のオーディオメーター、コーデックのデータレートおよびキャッシュのフィルの動向グラフ、配信設定の概要、詳細なSDI技術情報などを表示。また、技術モニタリング出力はフル1080 HDに対応しており、SDIおよびHDMI両方で出力可能。複数のユニットをSDIルーターを使用してモニタリングしたり、シンプルなHDMIテレビを接続することもできる。

Blackmagic Web Presenter Utilityソフトウェアでは複数のWeb Presenterを管理し、設定およびソフトウェアをアップデート可能。Web Presenter前面のUSBコネクターに直接接続するか、リモートで操作するためにイーサネットで接続するだけで使用可能。リモートでコンフィギュレーションが行えることは、複数の場所にあるWeb Presenterを管理する上で重要な機能だ。メニューとコントロールは使いやすく、ライブイベントを極めて簡単にセットアップできるので作業を即座に開始できる。また、フロントパネルのLCDメニューは、同じ設定とコントロールを搭載している。Blackmagic Web Presenter Utilityソフトウェアは無償で同梱されており、MacおよびWindowsの両方で使用可能。

Blackmagic Web Presenterは12G-SDI入力を搭載しており、2160p60までのあらゆるHDおよびUltra HDフォーマットに対応。12G-SDIループ出力では複数のWeb Presenterにビデオをループ出力できるため、複数のサービスに配信可能。Blackmagic Web PresenterのSDI入力にはTeranexの変換テクノロジーを採用しているので極めてクリーンなビデオが得られる。Blackmagic Web Presenterは、機種に応じて、HDまたはUltra HD入力信号を高品質で低データレートの1080p HD、または高解像度の2160p60 Ultra HDへ自動的に変換し、その後ハードウェアH.264エンコーダーに送信して配信する。

Blackmagic Web Presenterには冗長機能が搭載されているので、オンライン状態を維持できる。インターネットには2つの方法で接続でき、内蔵のイーサネットを介して接続するか、携帯電話をテザリングし、5Gまたは4Gのモバイルデータを使用して配信可能。また、インターネットサービスがダウンした場合は自動的に切り替わる。あるいは、2台のWeb Presenterを使用して、プライマリーとセカンダリーのYouTubeサーバー両方に配信することも可能。ACとDCの両方の入力を備えているので、放送用バッテリーパックを使用でき、電源にも冗長性が得られる。

ブラックマジックデザイン、新製品Blackmagic Web Presenter 4Kを発表

Blackmagic Web Presenterはビデオを様々な配信サービスに送信できるが、複数のスタジオ間でのSDIビデオリンクとしても使用可能。ATEM Streaming Bridgeはビデオコンバーターであり、Blackmagic Web PresenterからH.264ストリームを受信して、SDIビデオに変換する。つまり、ローカル・イーサネットネットワークで、離れた場所で互いにビデオを送信したり、インターネット経由で世界中に送信可能。これは、Web PresenterのストリームをデコードするH.264ハードウェアプロセッサーを内蔵しているため可能となっている。

Blackmagic Web Presenterは、Teranex Miniと同じモジュラー式デザインなので、デスクトップまたはラックのいずれでも使用可能。幅がわずか14cmであるため、極めて可搬性が高く、1Uスペースに3台をマウントできるので、同時に複数の異なるサービスに配信する必要がある場合に最適。Blackmagic Web PresenterをATEM Television Studio HDスイッチャーなどの製品と組み合わせて使用することで、1Uスペースでライブプロダクションと配信ソリューションが得られる。

「Blackmagic Web Presenterの新モデルを発表できることは大変エキサイティングです。この機種ではHDおよびUltra HDで配信できます」と語るのは、Blackmagic Design CEO、グラント・ペティ。「低データレートのHD、またはフル解像度のUltra HDをワンクリックで選択できます。USBウェブカム機能はUltra HDにアップグレードされました。この非常にエキサイティングなモデルを使用して、今後より多くのライブ配信がUltra HDで行われることを楽しみにしています!」

Blackmagic Web Presenter 4Kの機能

  • YouTube、Facebook、Twitterなどでの配信用の完全なソリューション
  • イーサネット経由の配信、またはUSBを介して携帯電話でテザリングして配信に対応
  • 放送品質ハードウェアH.264エンコーダーを内蔵
  • 5Gまたは4G携帯電話をテザリングして、遠隔地からモバイル配信
  • ウェブカメラとして認識されるUSBにより、あらゆるビデオソフトウェアを使用可能
  • メーター、動向グラフ、SDI技術データなどを含むモニタリング出力
  • MacおよびWindows対応のWeb Presenter Utilityソフトウェアを同梱
  • ダウンコンバーターを搭載した12G-SDI入力で、あらゆるHDまたはUltra HDソースに対応
  • ACおよびDC接続を使用でき、電源の冗長性を確保

ご購入と価格

Blackmagic Web Presenter 4Kは、Blackmagic Design販売店にてUS$695(税抜価格)で販売中。

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