ブラックマジックデザイン、ATEM Mini ProおよびATEM Mini Pro ISOの価格改定を発表

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ブラックマジックデザイン、ATEM Mini ProおよびATEM Mini Pro ISOの価格改定を発表

カリフォルニア州フレモント 2021年4月29日 – Blackmagic Designはこの日、ATEM Mini ProおよびATEM Mini Pro ISOライブプロダクションスイッチャーの価格改定を発表した。ATEM Mini Proの値下げ後の価格はUS$495、ATEM Mini Pro ISOはUS$795となった。

これは、両モデルでそれぞれ$100の値下げで、この新価格により、世界各地の視聴者に向けて配信を行うソリューションを構築したいと考えるユーザーにとって、ライブプロダクションがさらに手の届きやすい存在となった。ATEM Mini Proシリーズは、収録、配信、マルチビューモニタリング機能を搭載しているため、YouTube、Facebook、Twitch TVなどのプラットフォームを介して、世界中に高品質のマルチカム・ライブプロダクションを配信するのに最適なスイッチャーだ。

ATEM Mini ProおよびATEM Mini Pro ISOは、Blackmagic Design販売店にてUS$495〜で販売中。

ATEM Miniシリーズは、プロフェッショナルなマルチカム・プロダクションを簡単に作成でき、YouTubeのライブ配信や、SkypeやZoomを使った革新的なプレゼンテーションを行える。ATEM Miniを接続するだけで、4台の高品質ビデオカメラの入力を、さらに優れた画質でライブで切り替えできる。また、コンピューターに接続してPowerPointスライドを使用したり、ゲーム機を接続することも可能。内蔵DVEを使用するエキサイティングなピクチャー・イン・ピクチャー・エフェクトは、コメンテーターを挿入するのに最適だ。

他にも多くのビデオエフェクトを使用できる。ATEM Miniの全モデルは、ウェブカムと同様に機能するUSB出力を搭載しているので、あらゆる配信ソフトウェアに接続できる。一方、ATEM Mini Proはライブ配信やUSBディスクへの収録も可能。また、プロジェクターへの送信用にHDMI出力も搭載している。マイク入力は、高品質のデスクトップマイクやピンマイクに対応しており、インタビューやプレゼンテーションに最適。

ブラックマジックデザイン、ATEM Mini ProおよびATEM Mini Pro ISOの価格改定を発表

ATEM Miniは、コンパクトなオールインワン設計。コントロールパネルとインターフェースの両方を搭載している。フロントパネルのボタンは使いやすく、ソース、ビデオエフェクト、トランジションを選択できる。さらに、ATEM Mini Proは収録および配信のコントロール用ボタンに加え、出力の選択ボタンも搭載しているため、カメラ、プログラム、マルチビュー間でビデオ出力を切り替え可能。リアパネルには、カメラやコンピューター用のHDMIコネクター、予備のマイク入力、ウェブカム出力用のUSB、プログラムビデオ用のHDMIのAUX出力を搭載している。

ATEM Mini Pro ISOは、全入力のクリーンフィードおよびプログラム収録を含む、5つのビデオストリームを同時に収録するため、ライブイベントを編集できる。ライブで使用されたメディアプールのイメージはビデオファイルと共に保存される。ビデオファイルには、同期タイムコードやカメラ番号などのメタデータタグも含まれる。カラーグレーディング、エフェクト、グラフィックを使用して、イベントを再編集できる。オーディオソースもすべて収録されるため、オーディオをプロが再ミックス可能。

ATEM Mini Pro ISOはDaVinci Resolveプロジェクトファイルも収録するため、ワンクリックでライブプロダクションをビデオ編集として開くことが可能。すべてのカット、ディゾルブ、メディアプールのグラフィックもロードされる。このファイルを使用すれば、編集点の微調整や、ショットを完全に置き換えることも可能。DaVinci Resolveの同期ビンでは、マルチビューでショットを簡単に選択できる。さらに、Blackmagic RAWカメラファイルを再リンクすることも可能なため、プロがカラーコレクションを適用したり、Ultra HDでフィニッシングできる。

他にはない操作性を誇り、フロントパネルで1〜4とラベルされた入力ボタンを押すだけで、ビデオソースを切り替え可能。同じくフロントパネルに搭載されたCUTまたはAUTOボタンで、カットまたはエフェクト付きのトランジションを選択できる。AUTOボタンを押すと、ATEM Miniは入力を切り替える際にビデオエフェクトを使用する。ディゾルブなどのエキサイティングなトランジションや、ディップ・トゥ・カラー、DVEスクイーズ、DVEプッシュなどのドラマチックなエフェクトから選択できる。DVEはピクチャー・イン・ピクチャーのエフェクトに最適で、挿入するイメージの位置を瞬時に設定可能。

ブラックマジックデザイン、ATEM Mini ProおよびATEM Mini Pro ISOの価格改定を発表

HDMI入力を4つ搭載しているので、4台までの高品質ビデオカメラを接続できる。ソースのフォーマットが異なっていても、すべてのビデオソースはスイッチャーで再同期されるため、他のビデオ機器を接続する必要なく、あらゆる入力に対応可能。このスイッチャーを使用することで、高感度耐性の高品質カメラで、演劇、結婚式、学校の発表会、ミュージックビデオを撮影できるようになった。

ATEM Mini Proシリーズはハードウェア配信エンジンを内蔵しており、イーサネット接続を介してライブ配信可能。YouTubeやFacebook、Twitchなどに高品質でライブ配信でき、コマ落ちも生じず、設定もはるかにシンプル。必要な作業は、配信サービスを選択して、ストリームキーを入力するだけだ。ATEM Software Controlには、配信のセットアップを表示するパレットがあり、マルチビューにも配信ステータスが表示される。配信ステータスは簡単に把握できるデザインで、データレートインジケーターは、使用しているビデオフォーマットに必要なインターネット速度を表示する。

ロケ撮影でライブプロダクションを行なう場合、ATEM Mini ProシリーズはAppleやAndroidの携帯電話とUSBポートで接続できるので、モバイルデータを使用可能。メインのイーサネット接続のバックアップとしても使用できる。携帯電話のテザリングは、最新の高速5G、そして一般的な4Gの携帯電話を使用可能。ATEMスイッチャーは、携帯電話との接続を自動的に検出し、携帯電話のインターネットを使用するよう切り替えるので、設定を変更する必要はない。接続された携帯電話は、USBポートを介してスイッチャーから充電可能。携帯電話のテザリングとモバイルデータを使用できるため、ATEM Mini Proシリーズは、移動型プロダクション・ソリューションとして最適だ。

ATEM Mini Proシリーズは、USBフラッシュディスクに配信を直接収録できる。つまり、配信と同じH.264ビデオファイルをAACオーディオ付きで、非常に長時間にわたって収録できるため、YouTubeやVimeoなどのあらゆるオンラインビデオサイトに直接アップロード可能。ATEM Mini Proシリーズは、USBハブやBlackmagic MultiDockを使用すると、複数のディスクへの収録に対応する。ひとつのディスクが一杯になったら、次のディスクに収録を継続するため、ノンストップで収録できる。収録設定およびディスクの選択はATEM Software Controlで実行でき、内蔵マルチビューには収録ステータスが表示される。

ブラックマジックデザイン、ATEM Mini ProおよびATEM Mini Pro ISOの価格改定を発表

ATEM Miniは最大限の互換性を得るために、ウェブカムのソースとして機能するUSBコネクターを搭載しており、接続するだけで、あらゆるビデオソフトウェアを使用できる。ATEM Miniはライブプロダクションスイッチャーであるが、ソフトウェアはこれを一般的なウェブカムとして認識する。つまり、あらゆるビデオソフトウェアと互換し、フル解像度の1080HD品質が得られる。ATEM Miniは、Open Broadcaster、XSplit Broadcaster、YouTube Live、Facebook Live、Skype、Zoom、Twitch、Periscope、Livestream、Wirecastなど、様々なソフトウェアおよびプラットフォームと使用できる。

4つのHDMI入力は、フォーマット変換を個別に実行。つまり、ATEM Miniは、1080p、1080i、720pのソースを、スイッチャーで設定したビデオフォーマットに自動的に変換する。HDMI出力は真の”AUX”出力であり、各HDMI入力間のクリーンな切り替えや、プログラムフィードとしての出力が可能。プログラム/プレビュー切り替えを使用している場合、HDMI出力をプレビューに選択可能。ATEM Mini Proシリーズでは、マルチビューで表示するように選択できる。

ATEM Software Controlを使用すると、ATEM Miniのすべての機能を使用できるようになり、スイッチャーの各機能にアクセス可能。ATEM Software Controlのユーザーインターフェースはスイッチャーを視覚化したもので、パラメーターパレットで調整をすばやく実行できる。一般的にはUSBを介して接続するが、イーサネットを使用する場合、複数ユーザーが各自のコンピューターでATEM Software Controlを起動し、同時にATEM Miniに接続することも可能だ。

内蔵のメディアプールには、タイトル、オープニング、ロゴ用の放送品質RGBAグラフィックを20個までロードできる。グラフィックは、ATEM Software Controlでロード可能。または、ATEM Photoshopプラグインを使って、Photoshopから直接ダウンロードすることもできる。

ATEM Miniは、アップストリームATEM Advanced Chroma Keyを搭載しており、さらにダウンストリーム・リニアキーを追加できるため、ニュースやオンセットのプレゼンテーションに適している。グリーン/ブルーの背景のグラフィックを作成すれば、タイトルのオーバーレイにも使用できる。キーヤーがグリーンのキーを抜いてバックグラウンドを透明にする。

複数のカメラを用いた大規模なライブプロダクションでは、1台のモニターで全ビデオソースを同時に確認できる機能は非常に便利だ。ATEM Mini Proシリーズはプロ仕様のマルチビューを搭載しており、4つすべてのビデオ入力に加え、プレビューとプログラムを1台のHDMIテレビやモニターで確認できる。各カメラのビューには、オンエア状態が確認できるタリーインジケーターが表示される。また、各ビューのラベルはカスタマイズ可能で、それぞれのオーディオメーターも表示される。メディアプレーヤーも表示されるため、選択されているグラフィックを確認可能。さらに、マルチビューは、収録、配信、Fairlightオーディオミキサーのステータスも表示する。

Fairlightオーディオミキサーを内蔵しているため、ATEM Miniでは極めて複雑なライブのサウンドミキシングが実行できる。内蔵ミキサーは合計12チャンネルに対応しているので、すべてのソースのオーディオをミキシング可能。つまり、すべてのHDMIソースと2つのステレオマイク入力のオーディオを扱える。各入力チャンネルは、6バンドの高品質パラメトリックEQ、コンプレッサー、リミッター、エクスパンダー、ノイズゲート、そして完全なパン機能をサポート。

「去年、これらのモデルをリリースして以来、ATEM Miniシリーズの製造コストを削減するために製造過程の改善を行ってきました」と語るのは、Blackmagic Design CEO、グラント・ペティ。「これにより、両モデルでそれぞれ$100の値下げを行うことができ、世界各地の視聴者に向けて、YouTubeやFacebookなどで知識やスキルをシェアしたいと考える方達が、今まで以上に手軽に配信ステーションを立ち上げることができるようになりました!」

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