ライブの模様は、XDCAM EXとAVC HDカメラ27台で収録されました。収録素材は、Apple Final Cut Proでオフライン編集され、そのEDLをNucoda Film Masterへ渡し、 27台分のカメラ素材を一本化するため、まずQuickTimeに対してコンフォーム作業が行われました。その後、DPXでエクスポートを行い、再度 DPXでコンフォームを行うという作業を行ったそうです。これは、連番ファイルの方がCGとの受渡しが容易であり、QuickTimeに比べ全体のデータ サイズも小さくて済むからだそうです。また、この作業と並行してタイトル・エンドロール等のCG制作作業も行われておりました。
27台それぞれのカメラ、レンズが異なるため、そのトーンを合わせるのにカラーグレーディングは必須でした。Nucoda Film Masterを使用する事で、演出上の要望にも細かく対応出来るようになりました。最近のLIVE撮影は、SxSメモリーでの収録も増えてきている一方 で、高い確率でビデオノイズが発生しており、そのような映像に対してもNucoda Film Master のDVO Grain、Regrain、Clarityは大いに活躍しております。