株式会社キング関口台スタジオ 様

編集工程/トランスコードの効率化で作業時間を"半分"に削減「Vantage」で実現する自動ファイルベースワークフロー

創業80余年の歴史を誇る老舗レコード会社キングレコードの関連会社として、映像、音声、ミュージッククリップ、CMスポットなどのポストプロダクション業務とレコーディングを担う株式会社キング関口台スタジオ(代表取締役社長 田中勇 / 東京都文京区)は、Telestream社のハイエンドファイルベーストランスコーダ「Vantage」、高速処理サーバーハードウェア「Lightspeed Server」を導入し、納品ファイルのトランスコード/編集工程にかかる作業時間を半分に削減した。

株式会社キング関口台スタジオ 経営本部長代理 兼 管理統括部長 高橋 邦明 氏、映像部 映像グループ チーフエンジニア 山口 牧子 氏に、「Vantage」採用の経緯や現在のワークフロー、導入の効果などを聞いた。

人手を介さない
フローの自動化を目指して

同社では、テープからファイルへの収録メディア移行によるインジェストワークフローの変化に伴い、早い段階から納品ファイルのトランスコードに「Vantage」の廉価版システムであるEpisodeを使用していたという。クライアントや制作サイドへ、確認用ムービー/オフライン用映像/CG素材などをトランスコードして納品する作業が年々増加していた当時の状況と「Vantage」採用の経緯を、高橋氏、山口氏はこう振り返る。

『たとえば、ドラマ1クール分のトランスコードともなると膨大なファイル数になります。当時は、4台のPCでEpisodeを使用していましたが、1PC/1ジョブであるため、1つのジョブを実行している間は別のトランスコードができません。同時に4つ以上のトランスコードを実行するには、高スペックPCの増設が必要で、それらにかかるコストや作業時間の増大などに苦慮していました。また、依頼の多い形式、ファイルフォーマットは、4台のPCに同じワークを入れて運用していましたが、1台のPCでエンコード設定を変更した場合は、他の3台のPCにもコピーする必要があったり、保存済みのワークを1台のPCだけ異なる設定で上書きしてしまうなどの人為的なミスが発生するケースもあり、環境を一元管理する必要性を強く感じていました。』

トランスコード需要の高まりと共に、納品ファイルに求められるファイルフォーマットが多様化し、1つのコンテンツにつき3~4種類のフォーマットでの納品が増加するなど、解決すべき課題に頭を悩ませていた同社は、“ なるべく人手を介することなくフローを自動化すること ”を目標に、新たなトランスコードシステムを検討し始め、それらを解決するツールとして「Vantage」「Lightspeed Server」を採用するに至ったという。

株式会社テレビシティ スタジオ部ビデオ課 課長 島崎 道也 氏

キング関口台スタジオ
経営本部長代理 兼 管理統括部長
高橋 邦明 氏

株式会社テレビシティ スタジオ部ビデオ課 主任 大矢 貴久 氏

キング関口台スタジオ
映像部 映像グループ チーフエンジニア
山口 牧子 氏

社内のどこからでもアクセス、
4ジョブを同時処理

DaVinci Resolve STUDIO

社内のPC15台からリモートでアクセスできる

同社では、ノンリニア編集システム Media Composer(Avid社製)で制作したDNxHD素材を納品先や用途に応じて、MP4、WMV、MOV、AVIなどにトランスコードしている。社内ネットワーク上のPC15台から、マシンルームに設置されたサーバーハードウェア「Lightspeed Server」内にある「Vantage」にリモートでアクセスでき、エンコードの進捗確認やトランスコード環境の一元管理が可能だ。

導入の効果を高橋氏、山口氏は次のように話す。
『複数のファイルフォーマット/TC情報の有無などが2~3種類必要な場合でも、4つのジョブを同時処理できるので、作業時間を大幅に削減できました。2K/23.98psfの作品を作業した際には、解像度のダウンスケール+アスペクト比調整、上下マスク信号追加、フレームレートのプルダウンなども一度に処理することができました。』

編集工程の自動化で作業時間を半分に

『リリース作品を宣伝用に一部切り出してファイル納品するケースでは、納品先によって [切り出しただけのもの] [ムービングロゴ+本編にウォーターマーク焼き付け] の2種類が必要になる場合があります。以前は2種類を編集で作成し、それぞれをトランスコードしていました。「Vantage」導入後は、Media Composerで切り出し編集後に「Vantage」のウォッチフォルダにシーケンスをQuickTimeリファレンスでアウトプットすれば、あとは自動で納品ファイルができあがります。エンコード処理のスピードアップもありますが、編集作業工程を省けるので、導入前の半分の時間で作業ができるようになりました。』

編集の収録素材はDNxHDが多いが、宣伝用など別ラインで編集するケースではProResが求められる。Media ComposerをWindowsベースで組んでいる同社では、以前はEpisodeかビデオカード+SDIでキャプチャしていたという。

『素材のカットナンバーなど情報修正したものをMedia Composrerから「Vantage」にQuickTimeリファレンスでアウトプットしてProResにトランスコードすることで、納品先とシーンカットナンバー /TC情報などを共有した状態で素材を扱えるようになりました。アウトプット後はMedia Composerで別の作業ができる点や、サーバーの使用容量が最小限で済む点にも導入の効果を感じています。』

DaVinci Resolve STUDIO

マシンルームの
Vantage LightSpeedServer

(この記事は2017年11月01日時点の情報です)
株式会社セガ・インタラクティブ

株式会社キング関口台スタジオ
キングレコード関連会社としてキングレコード系の映像、音声、ミュージッククリップ、CMスポット等を制作している。近年では、街頭大型ビジョン映像、YouTube、レコチョクなどテレビオンエア以外の素材提供、素材制作も手掛けている。

東京都文京区関口2-4-16
http://cnt.kingrecords.co.jp/studio/

フォトロン 担当者の声

営業 鎌田

営業鎌田

「Vantage/Lightspeed Serverはフル稼働しており、無くてはならない必要なシステム」とお褒めのお言葉いただき、営業担当として大変嬉しく思っております。今後は解析系やQCへの拡張もご検討いただいており、さらお役にたてるよう情報の発信をしていきたいと存じます。

技術 大熊

技術大熊

株式会社キング関口台スタジオ様では、Vantageが最も得意とする映像業務の自動化をご活用頂き大変嬉しく思っております。今後もVantageのより良い活用方法やサポートなどのご相談を介して業務効率化のお手伝いさせていただければ幸いです。

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