2016年1月号 
FIFA クラブワールドカップにおける EVS ケーススタディ

ケーススタディ | FIFA クラブワールドカップにおける EVS ケーススタディ

今号のニュースレターでは、2015年12月10日からの10日間、横浜国際総合競技場(神奈川県)・大阪長居 スタジアム(大阪府)にて開催された『FIFA クラブワールドカップ』におけるEVS最新ケーススタディをご紹介します。

FIFAクラブワールドカップを支えたEVS

FIFAクラブワールドカップにおけるEVSケーススタディ

2015年12月10日~20日の10日間、サッカーのクラブチーム世界一を競う『FIFAクラブワールドカップ』が、ここ日本の横浜国際総合競技場(神奈川県)・大阪長居スタジアム(大阪府)で開催されました。横浜国際総合競技場で行われた決勝戦では、スペインのバルセロナがアルゼンチンのリバープレートを3-0で下して優勝し、2011年大会以来4年ぶり3度目の世界王者に輝きました。

本大会では、EVS社「XT3」サーバが、最新のEVS Channel MAXサーバーを含むシステム構成で、スーパースローカメラを含む22台のカメラの収録、スローリプレイ、ハイライト作成をおこない、ホストブロードキャスターである日本テレビ様が、180を超える国と地域にそれらの映像を配信し、世界中に感動と興奮を届ける役目を担いました。

合計22台の高精細カメラ映像を全世界へ配信

本大会では、6倍速カメラを中心にしたシステム構成が採用され、大会本番前には、スーパースローを含むかたちでシステムを仮組し、実際のオペレーションを想定した負荷テストがおこなわれました。

大会本番では、スタジアムには、HDC-4300(6倍速カメラ)×5台、HDC-2000/2500(倍速カメラ)×4台、HDC-2000/2500等(ノーマルカメラ)×13台など、合計22台のカメラが設置され、それらのカメラで撮影された映像は、EVSネットワークXNet用SDTIハブ「XHub3」を介してSDTIネットワークで接続した最新のXT3 Channl MAXサーバ×2台、XT3 8ch×4台で収録されました。
最大10名のオペレータがスーパースロー素材やクリップを作成し、各オペレータは、SDTIネットワークでそれらの素材を共有してライブプロダクションをおこない、全世界へ配信していました。

FIFAクラブワールドカップにおけるEVSケーススタディ

6倍速カメラなどの映像も負荷なく運用

FIFAクラブワールドカップにおけるEVSケーススタディ

(左)保刈 氏(右)伊藤 氏

FIFAクラブワールドカップテクニカルマネージャー 日本テレビ放送網株式会社 技術統括局制作技術統括部 専門部次長 保刈 寛之 氏はシステムの運用についてこう語ります。
『2015年のFIFAクラブW杯ジャパンでは、6倍速カメラを中心にした新たな演出にチャレンジしました。これだけの高精細な映像だと、当然データも重くなるため、当初はシステムへの負荷を懸念していました。しかし、実際の運用では、システムへの負荷も問題なく、順調に放送を終えることができました。2016年度は、さらに6倍速カメラを増やすなど、新たな演出に挑戦したいと考えています。』

FIFAクラブワールドカップにおけるEVSケーススタディ
システムのオペレーション面について、『6倍速スーパースローの素材でも、想定以上の操作感でコントロールでき、オペレーションを変えたことで、メリハリをつけやすくなりました。
当初懸念していたシステムのネットワーク負荷も問題なく、今までにない高精細な映像で、視聴者にスポーツの感動と興奮を届けられたのではないかと思います。
映像そのものの質についても、社内外から高い評価を得ています。
また、ネットワークを介して、スローリプレイだけでなく、ハイライトやアイソレーション送りなどで使う素材も、各オペレータ間で円滑にやりとりできた点や、キーワードとレーティングをタグ付けしたクリップを、サーチ機能で簡単に探せる点なども、ネットワークならではのメリットを感じました。ディレクターからの急なハイライト内容の変更などにも素早く対応できました。
2016年度のFIFAクラブワールドカップは、2015年以上のことをやりたいと今から考えています。』と、FIFAクラブワールドカップEVSオペレーション統括責任者 キューアップ有限会社 取締役社長 伊藤貴史氏は語ります。

製品情報|2016年 EVSリリーススケジュール

2016年EVSリリーススケジュール

IPコンバータXiP

●映像信号をIP信号へ変換するコンバータ XiP

  • Video Over IP Gateway
  • SMPTE2022 -5/-6 対応

●Multicam15

  • 新 Multiviewer ポート
    • タリー信号をモニター下部に表示
      (Ethernet/GPIOいずれも対応予定)
    • 4画面出力(従来2画面出力)
  • EVSサーバー外のソースを表示(x2ソース)
  • Ethernetポート機能強化
    • PC-LANポート:冗長化、DHCP対応
    • GBEポート:ジャンボフレーム未対応機器との連携をサポート

On Air Director v2.7

●スタジオ収録アプリ

※リリーススケジュール/内容は、2016年1月のもので、予告なく変更される場合があります。

イベント

2016年イベントスケジュール

EVS LSM オペレーション ベーシックトレーニング

「LSMのオペレーションを基礎から学びたい」「LSMオペレーションを練習できる環境や時間が欲しい」こんなお客様からのご要望にお応えして、東京/大阪の2拠点で、LSMオペレーションの基本をいちから学んでいただけるトレーニングを開催します。どなたでも無料でご参加いただけますので、是非この機会にお申込みください。

開催日:東京 2016年1月26日(火)・27(水)
    大阪 2016年2月2日(火)

東北映像機器フェスティバル2016

開催日:2016年6月2日(木)~3日(金)
会場:仙台国際センター展示棟(宮城県仙台市)

九州放送機器展2016

開催日:2016年7月21日(木)~22日(金)
会場:福岡国際センター(福岡県福岡市)

InterBEE2016

開催日:2016年11月16日(水)~18日(金)
会場:幕張メッセ(千葉県千葉市)

EVSユーザーミーティング2016

開催日:InterBEE2016 会期中
会場:東京駅周辺予定

このほか、EVS4Kセミナー、EUROプロダクションセミナーなどを企画中です。
詳細が決まり次第、お知らせします。お楽しみに!!

EVS ユーザーミーティング2015レポート

2015年11月18日(水)、EVS製品をご使用いただいているユーザー様を対象に『EVSユーザーミーティング2015』を開催し、お食事・飲み物を楽しみながら、大いに盛り上がりました。
参加されたお客様の間で、名刺交換をされている場面も多く見受けられ、会社/局を超えた有意義な情報交換・コミュニケーションの場になったのではないかと感じました。また、私共フォトロンスタッフにとっては、お客様の生の声をお聞きする大変貴重な機会となりました。

2016年も開催予定ですので、是非みなさまご参加ください!

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ショールーム見学、デモのお申込みも
お待ちしております。
TEL03-3518-6273 営業時間 9:00~18:00(平日のみ)

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