2010年10月号
ワールドカップ南アフリカ大会:EVS の最新技術・ワークフロー

イベント情報

スポーツ中継における制作ディレクションとその技術革新

今年の6月に開催されたワールドカップ南アフリカ大会のホスト放送機関であるHBS(Host Broadcast Service)において、開幕戦、決勝戦を含めた十数試合でディレクターを務めたFrancois-Charles BIDEAUX(フランソワ チャールズ・ビド)氏を招き、過去から現在に至るサッカーを中心としたスポーツ中継の制作ディレクション及び中継現場で使用される最先端の機器を紹介するセミナーを開催いたします。

▲BIDEAUX氏

【 コース概要 】

2010年国際放送機器展(InterBEE 2010)

11月17日(水)~19日(金)にかけて幕張メッセ(千葉)にて開催される「2010年国際放送機器展(InterBEE2010)」にEVS社最新サーバXT[2]+ / XS / XTnanoを中心とした「放送用ファイルベース制作ワークフロー」の概要とOpenCube、EPSIO、 XEDIO Dispatcher、 XT[2]Web、TLE/OAM v3 といった関連製品を出展します。
その他ウルトラハイスピードカメラ「FASTCAM BC2」、3Dカメラシステム「3ality」、プロ映像用コンバージョンモジュール「AXON」、デジタル波形モニタ「Omnitek」といった映像制作を強力にバックアップする製品を紹介いたします。

名称
2010年国際放送機器展(InterBEE 2010)
会期
11月17日(水)~19日(金)
開場時間
午前10時~午後5時30分  *最終日は午後5時まで
会場
幕張メッセ
千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
ブース番号
7414(ホール7)

出品内容  *出展内容は変更する場合もございます。

【 EVS社サーバ 】
  • XT[2]+: ライブスポーツ分野における全世界デファクトサーバXTシリーズの最新モデル。AVC Intra、1080P 3G、3D/3D SS、Mix on 1ch等に対応します。
  • XT nano: 廉価版ビデオサーバ。4chタイプ(リモコン付)で1,000万円を切る価格でご提供。
  • XS: VTRリプレースメントサーバ。専用リモコン「XSense」も展示。
  • OPEN CUBE: ファイルベース対応インジェスト/プレイバックサーバ
【 EVS社サーバ用アプリケーション 】
  • EPSIO: オフサイド/ライブグラフィックス自動生成システム。
  • IP Director: インジェストコントロール、クリップ/ハイライト作成からメディアアセット管理までをサポートする統合プロダクションマネジメントシステム。
  • [TL]Editor/[OA]Manager v3: 追っかけ放送/ハイライト送出用システム。リアルタイムにマルチトラックのビデオ/オーディオ編集を可能にした「バージョン3」を参考出品。
  • XT Web: Webブラウザを使い収録コンテンツを低レゾで閲覧、高レゾでダウンロード。
【 コンテンツマネジメント 】
  • XEDIO Dispatcher: ENGデバイスに収録された映像素材をプレビュー、編集しサーバへ転送。
  • Final Cut Pro “EXPORT TO EVS”: Final Cut Pro用プラグイン。FCPで作成したシーケンスをFCPプルダウンメニューからEVSサーバへエクスポート。
  • Signiant: 画像/動画データの高セキュア・高速転送を実現するコンテンツデリバリシステム。
  • Dalet: 放送局向けメディアアセットマネジメントシステム。

▲XEDIO Dispatcher

【 ウルトラハイスピードカメラ 】
  • FASTCAM BC2 HD: HDフル解像度で2000コマ/秒のハイスピード撮影を実現。EVSリモートコントローラからのダイレクト制御に対応。
【 3Dシステム 】
  • 3ality: 3ality社3D撮影用リグ。フルサイズのカメラシステムと同じ特徴を備えた小型軽量化されたビームスピリッタータイプの撮影用リグ「3ality TS-5」等。

▲3ality

製品情報

ウルトラハイスピードカメラFASTCAM BC2/XTインテグレーション

HDフル解像度で2000コマ/秒のハイスピード撮影を実現し、ゴルフ、サッカーといったスポーツ番組から情報・バラエティ等の番組で大活躍中のウルトラハイスピードカメラ「FASTCAM BC2」。そのFASTCAM BC2をEVSリモートコントローラからダイレクトに制御することができるようになりました。現場ニーズに即した使い勝手で撮影現場を強力にアシストします。

  • EVSリモートからBC2をダイレクトに制御
  • EVSリモートで収録映像のJogサーチ、クリップ作成、Tバーによる可変速再生
  • ハイスピード映像のクリップ作成
  • 収録メモリを複数ブロックに分けて連続撮影

ケーススタディ

ワールドカップ南アフリカ大会

▲IBCヨハネスブルグ

2010年6月、南アフリカで開催されたW杯では、15日間に計47試合が行われました。今大会の成功の裏には、スポーツ中継録画、スローモーション映像でのリプレイ、ハイライト編集に優れたEVSサーバの存在があり、EVSサーバは、その優れたテクノロジーで世界中に素材を届けることができるだけでなく、各国で行われているスポーツイベントにおいても、放送革新を実行し創り上げてきました。

南アフリカW杯では、全体で40チームの取材班、40台の中継車、300台のカメラが10個の現場に分かれて撮影をしており、一つの試合会場には少なくとも32台のカメラが常に試合を追っていたのです。

▲IBCヨハネスブルグ

ヨハネスブルグのIBC(International Broadcast Center)には、メインのHBS(Host Broadcast Services)の設備とともに、MRL(HBSからの素材を放送する権利を所有している各国の放送局)の設備が併設され、“FIFA Max Center”と呼ばれるメディアサーバーシステムを中心としてHBSが機能しており、その“FIFA Max Center”にはEVSの中継用サーバネットワークが密に張り巡らされていました。

さらに、FIFA Max Centerでは各国の放送局MRLが、HBSが録画したすべてのコンテンツにアクセスすることができるようになっており、MRLはすべての試合をブラウズ、ログインする事が可能となっていたため、MRLにとっては、IBCに現地スタッフがいなくても、それぞれの国にいながらにしてネットワークで素材を受けることができました。

大会開催中は、31日間でじつに約3,500時間分の収録、XT2サーバだけでも合計200台以上もサーバが運用されていました。

■HBS(Host Broadcast Services)について

HBS(Host Broadcast Services)は、メジャースポーツイベントの素材を提供する国際放送機関です。
スポーツメディアの最前線にいるHBSは、2002年FIFA World cupから放送権限の中核を担っており、現在、HBSはスポーツ中継分野におけるトップランナーとして成功し、2014年W杯ブラジル大会においてもホスト放送局を務めることになっています。

■ワークフロー

[ 現場 ]
試合会場では、オペレーター達がコントローラーを駆使し、さまざまなシーンをキャッチしており、試合会場の外では、サポーターの様子、インタビューなどのゲーム以外の素材を収録していました。

[ HBS/ IBCヨハネスブルグ ]
ヨハネスブルグのIBCには各国放送局MRLの制作設備とともに、HBSのメインの制作設備も集まっていました。中継車とはギガビットイーサネットでネットワークが組まれ、現場が収録してきた素材はここにいったん収集、ユーザが使いたい時には、素材の呼び出しが可能となっていました。つまり、ここにアクセスできる権限を持っている放送局はどこでも、自国のプレーヤーが活躍している素材を呼び出す事ができたのです。

[ MRL ]
各国の放送局は、独自のスタジオ、編集機材を持っており、ハイライトや編集を行ったのちに自国への映像配信を行っていました。

[ 各国 ]
放送局やモバイルコンテンツの配信、コンテンツ制作が行われ、このシステムでは、最大の特徴として、すばやくパッケージ作成、実際の放送終了後の3分以内には、ハイライトを携帯端末に転送する事が出来ていました。

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