DaVinci Resolve for Linux で、4K60P編集お客様を待たせないスムーズなグレーディングを実現

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株式会社ピラミッドフィルム PTHREE事業本部 様

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DaVinci Resolve for Linux で、4K60P編集お客様を待たせないスムーズなグレーディングを実現

目次

株式会社ピラミッドフィルム PTHREE事業本部(以下 PTHREE(ピースリー))は、株式会社ピラミッドフィルム(代表取締役社長 中島章 / 本社 東京都港区)のビデオ事業部として、1990年に設立されたポストプロダクションだ。テレビコマーシャルを中心に、撮影、カラーグレーディング、編集、合成、MA、プリント、エンコード、オーサリング等のポストプロダクション業務を一貫しておこなっている。

2015年5月、PTHREE(ピースリー)は、オフライン用EDITルーム2室、オンライン用EDITルーム5室、MAルーム2室、カラーグレーディングルーム1室、ミーティングルームなどを完備した、東京タワーが一望できる新スタジオを、東京都港区芝公園にオープンさせた。

新スタジオのカラーグレーディングルームに導入された BlackmagicDesign「DaVinci Resolve for Linux」について、株式会社ピラミッドフィルム PTHREE事業本部 本部長 竹井 直哉 氏、副本部長・技術統括 矢嶋 伸行 氏、グレーディングユニット ユニットリーダー・カラリスト 前田 雄二 氏に、導入の経緯や運用、今後の展望などを聞いた。

株式会社ピラミッドフィルム
PTHREE事業本部
本部長 竹井 直哉 氏
株式会社ピラミッドフィルム
PTHREE事業本部
副本部長・技術統括 矢嶋 伸行 氏
株式会社ピラミッドフィルム
PTHREE事業本部 グレーディングユニット
ユニットリーダー・カラリスト前田 雄二 氏

DaVinci Resolve for Linux のパワーと拡張性が魅力

『移転前のスタジオでは、「DaVinci Resolve for Mac」を使用していましたが、当時から、レンダリングしながら同時進行で、別の作業をできるようにしたいというニーズがありました。当初は、「DaVinci Resolve for Mac」をもう1台増設しようと考えていたのですが、新スタジオオープンの目玉として、“ 4K60P ”というキーワードが出てきてから、「DaVinci Resolve for Linux」を検討し始めたんです。』

『NAB Showなどで他の機材も多少は見ましたが、コマーシャル制作における「DaVinci Resolve」の絶対的な実績と、操作性の良さに信頼を置いていましたし、他の機材と迷うことは殆どありませんでした。4K、5Kなどで撮影した解像度のまま編集する必要性を考え、Mac版をもう1台増設するのではなく、拡張性のあるLinux版に決定しました。Linux版なら、画像処理用のグラフィックカードを最大8枚まで追加できるので、将来的に4K・8Kが今以上に主流になった時にも対応できると考えたのです。』と、竹井 氏、矢嶋 氏は、当時を振り返る。

DaVinci Resolve for Linux のパワーと拡張性が魅力

PTHREE(ピースリー)に届くARRIRAW、REDメディア、F55などの撮影素材は、スタジオ内のサーバにアップロードされ、各EDITルーム、グレーディングルームから自由に出し入れできるようになっている。必要な素材をローカルに落としてオフライン編集をおこない、OKテイクのみを「DaVinci Resolve」でグレーディングし、オンライン編集するというワークフローだ。

導入の効果と今後の展望について、前田 氏、矢嶋 氏、竹井 氏はこう話す。
『グレーディング作業中に、「追加で素材を出して欲しい」と言われる機会が多いのですが、そういった場合でも、裏でレンダリングしながら、作業の流れを止めることなくグレーディングを続行でき、とても助かっています。また、3K・4K・5Kなどの素材でも、マシンのパフォーマンスを損なうことなくグレーディング作業がおこなえるので、非常に効率が良くなりました。たとえば、大きなコーデックのものを30秒繋いだ状態でプレイバックした場合にも、HDと同じパフォーマンスで動かすことができるんです。当たり前のことですが、お客様は、スムーズに動かない映像にストレスを感じます。リアルタイムで4K60Pをスムーズに動かせる「DaVinci Resolve for Linux」は、お客様にストレスを与えないという意味でも、優れたツールだと思います。』
『「DaVinci Resolve」は、バージョンアップ頻度が高く、新しいファイル形式への対応がスピーディーであることはとても重要なことだと思います。また、バージョンアップごとに編集機能の強化もありますし、グレーディングだけではない幅広い活用の可能性を感じています。』

『今後は、4K、8Kを扱える機材を揃え、そのノウハウを蓄積していくと同時に、大きいサイズの素材を丁寧に扱える環境を構築していきたいと考えています。また、コマーシャル制作以外の分野でもグレーディングの重要性が高まってきていますので、フォトロンには、最新情報の発信や、安心して使える環境つくりなどを期待しています。』

(この記事は2015年10月22日時点の情報です)

導入製品

株式会社ピラミッドフィルム PTHREE事業本部

株式会社ピラミッドフィルム PTHREE事業本部 様

株式会社ピラミッドフィルムのビデオ事業部として、1990年に設立されたポストプロダクション。テレビコマーシャルを中心に、撮影、カラーグレーディング、編集、合成、MA、プリント、エンコード、オーサリング等のポストプロダクション業務を一貫しておこなっている。

東京都港区芝公園2丁目11-1 芝公園タワー11F

http://www.pthree.ne.jp/

フォトロン 担当者の声

  • 営業 担当者より

    今回 “4K 60P”というキーワードに見合うシステムを技術共々知恵を絞り提案し、ご採用いただけたのは大きな喜びです。 今後もご導入いただいたシステムがより高くご活用いただけるよう、あらゆるソリューションをご提供できる存在でありたいと思います。

  • システム設計/サポート 担当者より

    PTHREE様とはテレシネ導入時期からのお付き合いで、既設のMac版の追加システムとして、Linux版をご導入いただきました。4K作業の需要増加に伴い、いち早く高スペックなマシンをご導入いただき、そのスペックにご満足いただいております。メンテナンスやお問い合わせ等にもご満足いただけるよう心がけて対応していきたいと思います。

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